英語長文の読解をする際に、「どうすれば少しでも、正答率をあげられるだろうか?」と考えますよね。
そして「長文の設問を解くタイミング」について、分析しますよね。
私が受験生の時も、英語長文の設問をどう解いていくか、時間をかけて研究しました。
英語の講師として長年、指導をしている私が、「英語長文の設問を解くタイミング」について、詳しく解説していきます!
「最後まで長文を読んでから設問を解く」タイプと、「設問を先に読んでから長文を解く」タイプの2パターンのメリット・デメリットをお伝えします。
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先に長文を全て読むタイプのメリット・デメリット
先に英語長文を全て読んでから、設問を解くタイプの方は割合としては少ないと思います。
このタイプのメリットは大きく2点で、「長文を読むことに集中できる」点と、「長文の全体像をとらえたうえで、設問に挑める」点。
設問に気を取られずに、長文を理解することに集中できますから、その方が取り組みやすいと感じる人も多いでしょう。
また設問を局所的に見ずに、長文全体の内容を理解したうえで取り組めるようになるというメリットも大きいです。
一方で最後まで長文を読み切ってから設問を解こうとすると、細かい部分が頭から抜けてしまっていて、長文をもう一度読み直さなければいけなくなる可能性も高いです。
設問は細かい部分まで問われるケースも多いですから、長文を読みつつ解いていった方が、正答率を高められると考える人も多いでしょう。
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先に設問を読むタイプ
「設問を読む」→「答えを探しながら長文を読む」というタイプですね。
このタイプは設問で問われている内容を探しながら長文を読めるので、とても効率的に読解を進められます。
最後まで長文を読み切ったころには、設問に全て解答できているケースも多いので、時間の制限が厳しくても対応できるでしょう。
一方で「木を見て森を見ず」の状態で、設問をテクニック的に解く事ばかりを考えて、長文の内容を理解できていない人も多く見られます。
あくまで設問を解く中で、長文の全体像をしっかりと理解する意識は持っておかなければいけません。
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おすすめは長文を解きながら
私自身も実践しているのは、「英語長文を読みながら、設問を解いていく」という後者のタイプ。
「設問を読む」→「答えを探しながら長文を読む」→「答えが見つかったら次の設問へ」というサイクルをどんどん繰り返して、最後まで長文を読み解いていきます。
設問で問われることを頭に入れたうえで、長文を読めるのでとても効率的です。
重要なのは、「解けない設問があったら、一度パスする」という点。
長文の設問は全体像を問われるケースも多いので、局所的な分析だけでは、回答できない事もあります。
そういった部分がこの解き方の弱点なので、分からない設問が出てきたらパスして、長文を最後まで読んでからもう一度挑戦するようにしてください。
また長文のストーリーや筆者の主張は、しっかりととらえるように意識してください。
設問を解くというところばかりに目を向けてしまうと、一見正解に見えるけれど、文章の流れに合っていないという、ヒッカケの選択肢をつかまされてしまう可能性があります。