速読英熟語や英熟語ターゲットより、やや知名度が低い英熟語帳「解体英熟語」。
他の英熟語帳と比較して、特徴的なのはその分厚さ。
英熟語帳とは思えないほど分厚く、とてもボリュームが多いことで有名です。
そして丸暗記式ではなく、問題形式で覚えていく形になるので、試験の得点にもつながりやすいです。
入試で英熟語は本当によく問われますから、問題形式で学べるのはとても効果的。
そんな解体英熟語の「レベル」と「いつから取り組むべきか」について、指導歴10年以上の私が詳しく解説していきます!
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解体英熟語のレベル、難易度
解体英熟語は大学入試向けの英熟語帳の中では、かなりレベルが高い部類に入ります。
東大や京大、早稲田・慶應、上智といった難関大学で、英熟語でアドバンテージを持って入試に挑みたい人向け。
難関大学であっても、英熟語を武器にできるレベルまで目指せるからこそ、かなり分厚い英熟語帳になっています。
とはいえ基礎的な英熟語もある程度は収録されていて、難関の英熟語だけを収録しているというよりは、かなり幅広く英熟語を網羅しているというイメージ。
基礎的な英熟語が足りないという事はありませんので、安心して取り組んでください。
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解体英熟語はいつからやる?
解体英熟語に取り組む時期としては、受験期の夏ごろをオススメしております。
というのも解体英熟語に取り組む前に、別の英熟語帳で基礎・基本の英熟語をガッチリと固めた方が良いと考えているからです。
解体英熟語には基礎的な英熟語も収録はされているのですが、出現頻度別に分かれてはいません。
ですから出題頻度の低い英熟語も含めて、大量の英熟語を、1つ1つコツコツ覚えていかなければいけないんです。
この勉強法の欠点は、「出題頻度が高い英熟語と、低い英熟語を同じ比重で暗記しなければいけない」点。
本来は出題頻度が高い英熟語からしっかりと固めて、出題頻度が低い英熟語は、入試まで少しずつ追加していくという勉強法が理想ですよね。
ですから受験する年の夏までに基礎・基本の英単語を固めて、さらに英熟語の追加が必要であれば、解体英熟語に取り組んでください。
「速読英熟語」や「英熟語ターゲット」など、書店で中身を見て、勉強しやすいと感じたものを選ぶと良いでしょう。
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解体英熟語はMARCHまでは不要?
解体英熟語は早慶や東大・京大など、英語がかなり難しい大学に向けて、2冊目の英熟語帳として取り組むのがおすすめです。
MARCHレベルの大学であれば、速読英熟語や英熟語ターゲットなどで、頻出の英熟語をガッチリと固めれば、十分に合格点を確保することができます。
逆に基礎・基本の英熟語がうろ覚えの状態では、難しい英熟語を追加したとしても、合格点を取ることはできません。
基礎・基本の英熟語をガッチリと固めたうえで、余力があれば解体英熟語で難しい英熟語を追加していってください。