大学受験生の中でも、レベルが高い受験生が取り組んでいることが多い、「英文読解の透視図」。
黄色い表紙で中身はかなり堅い感じで、好き嫌いが分かれるかもしれません。
楽しく勉強しようというよりは、苦しみながら学んで力をつけていくイメージ。
そんな英文読解の透視図ですが、「どれくらいの学力の人が取り組むべきか」と「透視図を終えた時の到達レベル」の2点を詳しく解説していきます!
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英文読解の透視図はめちゃ難しいから注意
英文読解の透視図のレベルは、ハッキリ言ってめちゃくちゃ難しいです。
「なんか名前聞いたことあるし、良い参考書みたいだからやってみようー」くらいの気持ちで取り組んでも、まず挫折すると思います。
収録されている英文がとにかく難しいので、自力で読んで理解することができず、すぐに解答や解説を読んで理解したつもりで終わってしまう人が大半。
そうならないように偏差値が河合塾の数値であれば、63以上に伸びてから取り組むのが良いでしょう。
共通テストはスラスラ読める、MARCHレベルであれば余裕で合格点というところまで伸びていないと、ほとんど英文が読めないと思います。
英文読解の透視図が難しい場合は、1ランク易しいポレポレ(とはいっても早慶レベル)。
もう1つ易しいものですと、「基礎英文読解の技術100」などに取り組んで、英文解釈の力を伸ばしてから透視図へ進むと良いでしょう。
少し毛色は違いますが、「英語長文プラチナルール」もとても解説が詳しく、MARCHや中堅国公立大学レベルの長文を解けるのでお勧めです。
また志望校が早慶や東大・京大や旧帝大ではなく、MARCHや中堅国公立大学を目指す人にとっては、英文読解の透視図は間違いなくオーバーワークです。
大学受験は「どれだけ難しい参考書に取り組むか」ではなく、求められているレベルを確実にこなすという事がとても大切です。
オーバーワークになってしまうような勉強は、限られた勉強時間の中で、回り道になってしまう可能性が高いので注意しましょう。
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英文読解の透視図の到達レベル
英文読解の透視図をやり切れば、大学入試の英文読解に関しては、それ以上やる事が無いと思います。
東大や京大レベルであっても、後は過去問演習だけという状態まで持っていけるでしょう。
英文読解の透視図は和訳問題がメインになっているので、国公立大学の二次試験の和訳問題などの対応力も、大きく伸ばすことができます。
難易度が高い記述模試であっても、偏差値が65以上取れるようになってくるはずです。
大学受験の英文のみならず、TOEICや洋書、英検準一級の長文もある程度は読めるようになるでしょう。