やや知名度が低い参考書ではありますが、学校で配られることもある良書「センサー物理」。
問題演習をして、その解説を読む中で、物理の力を伸ばしていく形式です。
各項目ごとに要点がまとめられていて、問題を解く前に確認できるようになっています。
カラフルで楽し気な参考書ではないですが、基礎を固めて実力をグッと伸ばせます。
ここでは「センサー物理の難易度」を掘り下げて解説していきましょう!
センサー物理のレベル、難易度
センサー物理は初級者向けの問題集で、セミナー物理などと同じくらいのレベル。
高校1年生や2年生でも勉強できる内容で、基礎固めにとても有効です。
大学入試に向けて本格的に物理を勉強する際の、1冊目の参考書として使っていきましょう。
やさしい内容にはなっていますが、あくまで問題集となっていますので、自力で問題を解く力は求められています。
センサー物理の要点の部分を読んでも、イマイチ理解ができない、問題が解けないというようであれば、まずはインプットから取り組んでください。
「宇宙一分かりやすい高校物理」など講義形式の参考書で、物理を学ぶところからスタートしましょう。
センサー物理の到達レベル
センサー物理はとても易しい参考書ですが、しっかりとやりこめば偏差値50中盤も見えてきます。
共通テストや日東駒専レベルの問題であれば、回答できるものも結構増えてくるでしょう。
1冊目の参考書といっても、やり切れば土台をガッチリと固められるので、モチベーションも上がると思います。
600問ほどの問題が収録されていて、最後までやり切ることは想像よりもずっと難しいです。
ミスをした問題をなんとなく、解説を読んで終わらせてしまっては、いつまでも力はつきません。
ミスした問題にはしっかりとチェックをつけて、何周もやり直すように心がけてください。
センサー物理が終わったら次は
センサー物理が終わって、もう1冊同じレベルで基礎固めをしたいなら「セミナー物理」。
まだ基礎の部分に自信が無ければ、徹底的にセミナー物理を演習して、センサー物理で学んだことを初見の問題で活かせるようにしましょう。
もう1ランク上の問題集に進みたいのなら、「物理基礎問題精講」がおすすめ。
MARCHや中堅国公立大学レベルの問題が多く収録されているので、結構難しいと感じるはずです。
難しいと感じながらも答えや解説を見ずに、自力で立ち向かっていくことが大切で、この繰り返しで思考力が鍛えられていきます。
センサー物理+1冊でMARCHや中堅国公立大学を狙える学力がつくわけですから、まずは1冊目のセンサー物理は丁寧に勉強していきましょう。