大学受験の勉強というと、音読は本当に効果的な勉強として、多くの人に知れ渡っています。
「音読をしていれば、成績が上がる」と、魔法のように信用している人も珍しくありません。
一方で音読のやり方や効果をぼんやりとしか理解できておらず、何となく音読をしている人を本当に多く見かけます。
ここでは「大学入試におすすめの音読の教材」と「正しい音読のやり方」を詳しく解説していきます!
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大学入試におすすめの音読の教材とは
音読の教材は「英語長文ハイパートレーニング」「英語長文ポラリス」「英語長文レベル別問題集」など、CDや音声がついていて、なおかつ解説がとても詳しい英語長文の参考書がおすすめ。
音読は基本的に英語長文の読解力を上げるために取り組む人が多いので、長文の参考書で取り組んでいくのがベストです。
ご紹介した3つの参考書はどれも、全ての英文のSVOCなど文構造が記載されているので、読めない英文があっても自力で理解できるようになっています。
解説があまり詳しくない参考書ですと、理解度が浅いまま音読することになり、十分な効果が得られません。
そして音声がついているので、それを聞いて正しい発音で音読をすることができます。
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効果的な音読のやり方
音読に取り組む際に最も大切なのは、「英語長文を完ぺきに理解したうえで、音読する」という点。
難しくてあまり理解できないような長文を何となく音読しても、ほとんど意味がありません。
黙読でも理解できないのであれば、さらに難しい音読で理解できるはずがないですからね。
まずは初見で長文を読み解いて解説をじっくりと読み、そして1文1文の文構造をすべて理解していきます。
黙読の状態で構文を理解したうえで、冒頭から最後までスラスラ読めるようにやりこんでください。
黙読で完ぺきに理解できないようであれば、まだまだその長文で音読に入る段階に到達していないので、もう少し易しい長文からステップアップしていきましょう。
完ぺきに理解出来たら音読に入りますが、まずは何回か音声を聴いて、正しい発音を確認してください。
自己流の誤った発音で何度も音読してしまうと、その発音が定着してしまう可能性がありますから、とても危険です。
そして音声を聴きながら、少し遅れて発音をマネながら音読していきます。
この時には「文字と音声を結びつける」ことが大切なので、長文の文字は見ながら音読しましょう。
文字で見た英語と音声が結びついていくことで、音として聞いたときに認識できるようになっていきます。
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音読は必ずやるべき?
音読に取り組むことで、英語の語順で読むクセがついてスピードが上がり、そしてスピーキングやリスニングにも効果があります。
一方で必ず取り組まなければいけないかと問われれば、そうでもありません。
私自身は学生時代、音読をしたことはなかったですが、早稲田大学に合格することができました。
そして音読をすれば魔法のように英語の力が伸びるわけでもないので、あくまで「プラスアルファの勉強」と考えてください。
黙読で完ぺきに理解できて、余裕があれば音読に取り組んで、総合的な英語力を鍛えてください。
特にTEAPや英検など4技能試験を受ける人や、リスニングの対策をしたい人は積極的に音読に取り組みましょう。