理系で有名な基礎問題精講シリーズは、文系の参考書もとても質が高いです。
あまり知られていませんが、現代文の参考書として「現代文基礎問題精講」も出版されています。
ただ現代文を読んで解くだけの参考書ではなく、「読解法」を学べるのが大きな特徴。
現代文をなんとなく読み解いてしまっている人は、現代文基礎問題精講で土台をしっかりと固められます。
読解法を学んだ上で、それを活かして問題演習もできる構成なので、1冊で大きく成長することができます。
ここでは「現代文基礎問題精講のレベル」について、詳しく解説していきます!
現代文基礎問題精講の難易度
収録されている現代文の難易度はさほど高くなく、そして入門レベルから徐々に難しくなっていくので、初級者の方でも取り組むことができます。
大学入試に向けて本格的に現代文を勉強する際の、1冊目の参考書として取り組むと良いでしょう。
また現代文の勉強を進めているけれど、いつまでも「フィーリング」に頼ってしまっていて、なかなか点数が安定しないという人にもおすすめ。
現代文基礎問題精講で読解のルールをしっかりと固めることで、得点が伸びていきます。
現代文基礎問題精講の到達レベル
現代文基礎問題精講は初級者でも取り組むことができますが、しっかりとやりこんだうえで過去問に取り組めば共通テストの現代文であれば、7割以上を狙えるようになります。
河合塾の偏差値で50前半~中盤くらいまでは見えてくるでしょう。
初級者向けですが土台をガッチリと固められるので、1冊取り組むだけで、成長を感じられるはずです。
基礎的な参考書ほどしっかりと取り組むと、スピーディに成果が見えてくるので、背伸びせずに基礎固めを徹底してください。
現代文基礎問題精講が終わったら次は?
次のステップとしては共通テストで高得点を取ることですが、過去問に入る前に「柳生好之の現代文プラチナルール」を挟むのがおすすめ。
共通テストで高得点を取るために、重要な読解のルールを学びつつ、演習ができます。
参考書や過去問などに取り組むにあたって、「現代文基礎問題精講で学んだことを活かす」という意識がとても大切です。
現代文基礎問題精講は現代文の土台、軸となる部分ですから、ここは絶対にブラさずに、その上に積み重ねていくようにしましょう。
早稲田大学や難関国公立大学を目指すのであれば、「現代文読解力の開発講座」などに取り組んでいくと、さらに高度な現代文も読み解けるようになります。
ただ難易度はかなり高いので、河合塾の偏差値で60を安定的に超えられるようになってから取り組みましょう。