大学入試に向けて勉強を進めている人なら、誰もが知っている「NextStage」という英文法の問題集。
学校で配られるケースも多いですし、「とりあえずネクステ!」という感じで、取り組んでいる人も良く見かけます。
かなり分厚い問題集で、レベルが合っていないと「解説が理解できない」「答えを暗記するだけになる」といった理由で、挫折してしまう可能性があります。
もしくは自分にとっては易しすぎたり、志望校のレベルには到達できなかったりと、レベルが理解できていないことが大きなデメリットになるかもしれません。
ここでは有名なNextStageの「レベル」を、指導歴10年の私が徹底的に掘り下げて解説していきます。
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NextStageの問題は結構難しいので注意
NextStageに取り組むためには、高校英文法の基礎は固まっている必要があります。
大学入試の本格的な英文法の問題を解いていきますから、前提として文法の知識は頭に入れておかなければいけません。
英文法が苦手で、基礎も固まっていない状態で取り組んで、「解説が雑過ぎて理解できない・・・」と批判する人も多いです。
確かに解説が少ないのは間違いないですが、それくらいの解説でも理解できる人に対して、作られている問題集なんです。
偏差値でいうと50は確実に超えるようになってから、というのが1つの目安になります。
問題集に取り組むということは、「アウトプットする」ということですから、文法の理解ができていることが大前提。
「深めて解ける英文法INPUT」など英文法の講義形式の参考書で、仮定法や比較など文法そのものを理解してください。
それから問題集へと進まないと、何となく問題を解いて解説を読んで、答えを丸暗記する形になってしまいます。
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NextStageが難しい場合
NextStageが自分には難しいと感じた場合、Bright Stageという問題集に先に取り組むのがおすすめ。
ブライトステージは初級者向けの問題集で、NextStageよりも難易度が易しいです。
基礎的な問題をしっかりと解いて、正解するという経験をすることで、勉強が楽しくなっていきます。
英文法の1冊目の問題集として、基礎の基礎を固めたい人は、ブライトステージに取り組みましょう。
NextStageの到達レベル
NextStageを1冊完ぺきに固めると、MARCHや関関同立レベルであれば、英文法で十分合格点を取れるようになりますし、日東駒専レベルであれば8割を切ることは無くなるでしょう。
MARCHレベルでもNextStageで合格点を狙えるわけですから、到達点は高く、偏差値でいえば60ほどまで見込めます。
大学入試の英文法の問題は、ある程度の自信をもって解けるようになるでしょう。
早慶レベルになるとやや難易度としては足りない部分があるので、もう1冊追加しておいた方が良いですね。
NextStageよりも難しい問題集というと、「全解説頻出英文法・語法問題 1000」などがおすすめです。
NextStageと同じ形式の問題集で、なおかつレベルが2ランクほど高いので、さらに英文法の力を鍛えられるでしょう。
NextStageを完ぺきに固めてから、全解説頻出英文法・語法問題 1000へと進んでみてください。