ややマイナーで比較的新しい英語長文の参考書である、「イチから鍛える英語長文」。
Amazonでの評価もとても高く、良い口コミがたくさん寄せられています。
記述・論述式の問題が多いのが一番の特徴で、国公立大学の二次試験を受験する人や、私大でも記述問題が多い大学を志望する人におすすめです。
開設がとても詳しいですし、CDもついているので音読まで取り組めるようになっています。
そんな評価が高い「イチから鍛える英語長文の難易度」と似ている「やっておきたい英語長文シリーズとの違い」について、詳しく解説していきます!
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イチから鍛える英語長文の難易度、レベル
イチから鍛える英語長文は4つのレベルに分かれています。
Basic→受験基礎レベル
300→共通テスト、日東駒専レベル(河合偏差値55)
500→MARCH、中堅国公立レベル(河合偏差値60)
700→早慶、東大・京大レベル(河合偏差値65)
上記のように分かれているので、ご自身の今の実力に合ったものを選びましょう。
志望校が早稲田や慶應だからと言って、いきなりイチから鍛える英語長文700に取り組んでも、その長文を読解することはできません。
難しすぎる長文の問題集を解いても、解説や訳を読むだけになってしまって、ほとんど意味がありません。
特にイチから鍛える英語長文シリーズは記述・論述問題が多いですから、自分のレベルに合っていないと、ほとんど回答することができないです。
今のご自身の実力に合った問題集からスタートして、徐々にレベルを上げていって、最終的に志望校のレベルを読解できるようにステップを踏んでいきましょう。
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やっておきたい英語長文シリーズとの違い
やっておきたい英語長文の強みは、収録されている問題数。
レベルが上がるにつれて長文の文章量が増えるので、問題数は減っていきますが、やっておきたい英語長文300は30題、500は20題もの英語長文が収録されています。
700となると15題で、イチから鍛える英語長文と同じ問題数になりますが、300と500はかなり多くの問題を解けます。
イチから鍛える英語長文の強みとしては、「CDがついている」という点。
やっておきたい英語長文には音声が用意されていないので、音読のトレーニングができません。
音声が無ければ正しい発音が分かりませんから、自己流の誤った発音が定着してしまう危険性がありますから、音読は推奨しません。
英語長文の参考書で必ず音読に取り組みたい場合は、イチから鍛える英語長文を選ぶと良いでしょう。
また解説の詳しさについても、イチから鍛える英語長文に軍配が上がります。
設問や長文の解説は、イチから鍛える英語長文の方が詳しいです。
一方でやっておきたい英語長文には「100字ほどの要約」がついているので、要約のトレーニングにはとても効果的といえるでしょう。