ピラミッド英文法を評価します!難易度はMARCH~早慶レベル!使い方も


みなさんこんにちは!

今回は英文法の参考書、「ピラミッド英文法」についてレビューしていきます!

この「ピラミッド英文法」は玄人向けの参考書ではありますが、意外にも英語が苦手だけど上達したい人にももってこいの一冊です。

それでは、一体どのような参考書なのか、実際に中身を見ながらじっくり解説します!

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ピラミッド英文法とは

ピラミッド英文法は、代々木ゼミナールの講師である妹尾真則先生の著作で、その名の通り英文法をピラミッドのように体系的に捉えた参考書です。

妹尾先生は大学受験のプロとして主に京大英語を担当しており、代々木ゼミナールでも実力派の講師の一人ですが、「英語を丸暗記ではなく根底からきちんと理解する」ことをモットーとしています。

 

なぜ英語を体系的に理解することが必要になるのかというと、土台となる部分がきちんと確立できていないと正しい英語が身につかないからです。

例えば、そもそも単語を分かっていないと文章は読めませんし、文法を理解していないと構文が分かりません。

同様に、構文が分からないと長文は読めませんし、長文が読めないと英作文は書けない・・・といったように、正しく英語を学習するためには、ピラミッドのような階層構造で学んでいく必要があるのです。

そこで、「文法」というピラミッドに特化しているのが「ピラミッド英文法」なのです。

 

本書は、品詞と5文型→動詞→不定詞→分詞→動名詞・・・といったように英文法の基礎的なところから応用部分まで順番に学ぶことができます。

品詞や文型を理解していないと様々なパターンの動詞が出てくる文章を理解することができません。

 

実はここに、英語が得意な人とそうでない人の差が生まれます。

英語学習でつまずいてしまっている人の大半が文法をきちんと理解していないことが多いのですが、早稲田・慶應に合格する人はきちんと文法を理解しているからこそ、難しい英作文もスラスラと解けるのです。

英語学習で苦戦している人にとって、まさに突破口となるようなヒントがたくさん詰まった一冊といえるでしょう。

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ピラミッド英文法のレベル、難易度

代々木ゼミナールのホームページで「ピラミッド英文法」の難易度を確認すると、「応用」となっています。

目次を見るとスタンダードなレベルの文法書に見えますが、ページを開くと文中にはやや専門的な用語が出ているため、読み物としては確かにやや難しいということでしょうか。

例えば、第1文型と第3文型は補語がなくても文が成立する動詞が使われますが、これを本書では「完全動詞」と呼んでいます。(逆に補語を必要とする動詞は不完全動詞と呼んでいます。)

これらは高校英語の教科書レベルでは学ばない用語ではありますが、「動詞の語法を理解することが文型理解の要である」と書かれている通り、英語を根底からきちんと理解するためには、動詞の呼び方を定めた上で学習する必要があるのです。

 

また、本書を対象とするレベルですが、早慶志望の方はもちろん、MARCHレベルの大学を目指している人も文法があやふやだと得点できませんから、本書に書かれている内容はどれも必須事項となります。

早慶を目指して英語の勉強を始めた方や、MARCH志望の方で少しでも文法に不安のある方は、すべて理解できるまで熟読することをおすすめします。

専門用語が並んでいるため、英語初学者にとっては難しい内容に感じるかもしれませんが、書かれていることはどれも基本的で重要な事ばかりですので、文法を学び直したい方や、単語を覚えたので次は文法を学びたい、といった方にもおすすめです。

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ピラミッド英文法の使い方、勉強法

「ピラミッド英文法」は文章でぎっしりと文法に関する解説が詰め込まれていますので、読み物として使うのがよいでしょう。

もちろん、この本で文法を学ぶ前には英単語はしっかりと身についていることが前提です。

本書にはそれほど難しい語彙は出てこないですから、読んでいて単語が分からない、という人は英単語から学び直しましょう。

 

そして、「ピラミッド英文法」を読み進めるときに注意したいのは、「分からないところがあったらうやむやにせずにその場で徹底的に理解に努める」ことです。

前述の通り、英語は体系的に学ぶことが非常に重要です。

本書も、読み進めるうちに少しずつ英語学習に対する考え方を深めていけるように作られています。

そのため、分からないところは何度も熟読し、時には他の参考書も併用しながら理解に努めましょう。

 

ネットの評価や評判を見ると、「例題が少ない」と言ったレビューも散見されますが、演習をしたいのであれば別の問題集を使うのがよいでしょう。

本書で文法の重要事項を頭に入れた上で、演習は別の問題集を併用していくのがおすすめです。

 

少し余談になりますが、同じ参考書を何回も読んで完璧に頭に入れることも大切ですが、つまみ食いのように一つの参考書から一つのことを学ぶだけでも非常に大きな価値があると思っています。

私も受験生のときはたくさんの参考書を買いましたし、それらは今でも大きな財産になっています。

英文法については「ピラミッド英文法」をバイブルとしながらも、足りない部分や理解しにくい部分は他の参考書も一緒に参照することで、効率的に勉強することがでるでしょう。

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ピラミッド英文法が終わったら次は

繰り返しになりますが、「ピラミッド英文法」は文法の基本事項を体系的に学ぶ参考書となっているので、この本が終わったら次は長文読解にステップアップしましょう。

本書を読み込んで文法が身についていれば、長文に出てくる構文の意味も捉えられるようになっているでしょう。

長文のテキストは、早慶・旧帝レベルにも十分対応できる「ポレポレ英文読解のプロセス50」や「やっておきたい英語長文700」などがおすすめです。

 

最後に、「ピラミッド英文法」は文法を階層構造で頭に入れるだけでなく、英語は体系的に学ぶものであるという著者のメッセージが込められています。

英語の勉強が苦手な方も、英語に対する頭の使い方や考え方を変えれば飛躍的に点数を伸ばすことができますので、諦めずにトライして志望校合格を目指しましょう!

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