私は受験生の時に1年間で偏差値を20上げて、現役で国公立薬学部、慶応義塾大大学に合格したものです!
この記事では「システム英語長文」について、レベルごとの難易度や受験期における使い方を徹底的に解説していきます。
システム英語長文とは
・概要:4つのレベルに分けられた英語長文の問題集
・著者、出版社:霜康司(駿台文庫)
・レベル、偏差値:共通テスト~早慶(偏差値45~70)
・問題数:各レベル約10題
・出版日が他の英語長文の教材に比べて最近であることで、収録されている入試問題の年度が比較的新しく、評価・評判が良い。
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システム英語長文に音声はついている?
システム英語長文では全レベルにおいてCDが付属品としてついてきます。
音声は英文のみであり、リスニング対策や、音読用教材としてしようすることが可能です!
ダウンロードサービスはないですが、自身でiPhoneやPCに取り込むことで、各デバイスから視聴することも可能になります。
システム英語長文のレベル
システム英語長文1 Basicの難易度
英語長文1Basicに収録されている問題は、共通テストレベルとなっています。
長文の長さとしては、200字程度から始まり、進むにつれて段々とレベルが上がってきます。
他のレベルに比べると比較的読みやすくなっています。
しかし、共通テストレベルに比べると、和訳等の様々なタイプの設問があったり、内容が複雑だったりと少し難しくなっているため、ある程度共通テストレベルの長文が読めるようになってきてから使用した方が良いでしょう。
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システム英語長文2 Standardの難易度
英語長文2 Standardに収録されている問題は、日東駒専~MARCHレベルとなっています。
長文の長さは、500字程度から始まり、徐々に分量や難易度が上がってきます。
共通テストレベルである英語長文1 Basicと比較すると難易度が一気に上がったと感じる人もいるほど、文構造や内容の複雑性が上がっています。
共通テストレベルの長文が詰まらずにほとんど読めるようになってきてから、こちらの教材に取り組むとよいでしょう。
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システム英語長文3 Advancedの難易度
英語長文3 Advancedに収録されている問題は、MARCH~早慶レベルとなっています。
英語長文2 Standardよりもさらに文章量が多くなります。
長文の内容としても、外国紙の記事などについて収録されており、内容の理解が比較的難しくなっています。
MARCHの中でも上位レベルの問題となっているので、MARCH志望者でも他科目である程度点数がとれる自信があれば、英語長文2 Standardまでで良いでしょう。
システム英語長文4 Finalの難易度
英語長文4 Finalに収録されている問題は、早慶、旧帝大レベルとなっています。
本シリーズの最高レベルということもあり、英文内容、文構造等がかなり難しいですが、この教材レベルを解けるようになれば、ほとんどの大学の英語長文に太刀打ちできる力が身につきます。
特に、早慶~旧帝大志望者は頑張ってここまで演習しましょう!
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システム英語長文の使い方、勉強法
今回の教材は、先ほども説明したように共通テスト~早慶までの4レベルで構成されています。
一方で、教材自体の問題数はそこまで多くはないので、3年の春~夏ごろから英語長文1 Basicを始めていきましょう。
志望校にもよりますが、1~2か月で1レベルの教材を進めていくのが理想だと思います。
それでは、システム英語長文の使い方について見ていきましょう!
①まずは普通に演習をする。
まずは何も考えず、自分の力で演習をしてみましょう。
解けない問題は飛ばしてしまっても結構なので、自分の実力でできる範囲で演習していきましょう。
演習の際にわからない単語や文構造には印をつけながら進めていくと良いでしょう。
②丸つけを行い、わからなかった英単語を確認する。
演習をし終えた後は、解答をみて丸つけをしていきましょう。
本教材は解説が非常に充実しているので、熟読し、わからなかった文構造や英単語を明らかにしていきましょう!
そして本教材では、同じく駿台文庫出版のシステム英単語の出題単語と連動しているのが特徴の一つでもあります。
どの英単語教材を使うか決まっていない人は、システム英単語と平行して進めていくことをおすすめします!
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③その日演習した英語長文のリスニングを行う。
演習をし終えた後は、付属のCDを用いてリスニングを行いましょう。
まずは、文章を見ながら音声を聞き、目で文章を追いながら聞いていきます。
2~3回聞いてある程度耳に音声が馴染んだ後は、文章を見ないで音声を聞いていきましょう。
長文の内容がしっかりと終えるようになればOKです!
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④その日演習した英語長文の音読を行う。
リスニングまで終えたら最後は音読です。
音読は、同じ文章を何度も読み、発音、スピードを上げていくことでリスニング力、速読力強化の効果があります。
筆者も受験期は毎日15分の音読時間を確保していました!
最初は詰まりながらでも良いので、意味を理解しながら読んでいき、慣れてきたら発音やスピードを意識していきましょう。
英語長文3や4ではかなり文章量が多くなり、全文を音読するのが時間的にも少し難しいので、1~3段落程をピックアップして音読してもOKです!
本教材は、レベル間で少し難易度が飛躍しているということもあり、レベルを上げたとたん全く分からなくなった、なんてこともあったりします。
河合出版のやっておきたい英語長文シリーズや桐原書店のハイパートレーニングシリーズなどを挟んで問題演習量を増やしておくのも良いでしょう。
これらは、本屋で実際に見たり、ウェブ上の口コミやレビューを見たりして自身の好きなものを使用していきましょう!