古くから多くの受験生から愛用されている、定番の参考書「やっておきたい英語長文」。
質が高い問題を解くことができ、記述問題も多く収録されているのが一番の特徴。
あとは各長文の要約が解説に書かれているので、要約のトレーニングをすることもできます。
やっておきたい英語長文シリーズはレベルが大きく300,500,700,1000の4種類に分かれていて、どのレベルを選ぶべきか迷っている人も多いようです。
講師歴10年の私が、「やっておきたい英語長文の各レベルがどれくらい難しいのか」、「いつから取り組めば良いのか」詳しく解説していきます。
⇒早慶や国公立の難しい英語長文を、1か月でスラスラ読むワザはこちら
やっておきたい英語長文300の難易度、レベル
やっておきたい英語長文300のレベルは、共通テストや日東駒専ほど。
最も易しいレベルですから、気軽に取り組めそうに感じますが、実は意外と難しいんです。
記述問題も多いので、共通テストレベルの長文は自信をもって読めるようでないと、回答は難しいでしょう。
「本格的な英語長文の演習としては、最初のレベル」ということであり、そこまで易しいレベルではないので、注意しましょう。
取り組む時期としては、偏差値が55以上になってからですね。
受験期の6月ごろに取り組むことができると、かなり良いペースといえるでしょう。
⇒早慶や国公立の難しい英語長文を、1か月でスラスラ読むワザはこちら
やっておきたい英語長文500の難易度
やっておきたい英語長文500の難易度は、MARCHや関関同立レベル。
300と比較すると文章量も難易度もグッと上がり、本格的な大学入試の英語長文になってきます。
難しいテーマの長文や、読みづらい文章、難易度の高い設問も多く収録されています。
偏差値が60以上になって、英語長文がある程度は得意になってから、取り組むレベルですね。
夏ごろに取り組み始めることができると、早慶も視野に入れられますし、スムーズに過去問演習に入れるでしょう。
⇒早慶や国公立の難しい英語長文を、1か月でスラスラ読むワザはこちら
やっておきたい英語長文700の難易度
やっておきたい英語長文700のレベルは、早慶や難関国公立大学レベル。
難易度はかなり高く、長文読解が得意な人でないと、挫折してしまう可能性がかなり高いです。
「早稲田や慶應目指しているからやっておきたい英語長文700」ということではなく、早慶レベルと戦える実力がついてから、取り組むようにしてください。
やっておきたい英語長文700をしっかりと読み解けるようになれば、早慶レベルの長文であっても、戦えるようになるでしょう。
秋ごろにやっておきたい英語長文700に取り組んで、そのまま早慶や国公立大学の過去問演習には入れればとても良いペースです。
⇒早慶や国公立の難しい英語長文を、1か月でスラスラ読むワザはこちら
やっておきたい英語長文1000の難易度
やっておきたい英語長文は東大や慶應SFC、早稲田法・国際教養など、文章量が多い英語長文の対策におすすめ。
1000ワード前後の英語長文の演習ができる、貴重な問題集です。
とても難易度が高いですし、文章量も多いので、とても高い実力が求められます。
志望校でいわゆる「超長文」と呼ばれるような、文章量が多い英語長文が出題される場合は、やっておきたい英語長文1000で演習すると良いでしょう。
過去問演習の前にやっておきたい英語長文1000に取り組んで、超長文に慣れておくのがおすすめです。