大学入試に向けて英語の勉強を進めていき、少しずつ成績が伸びていった頃に、「英文解釈の技術シリーズ」に出会う人が多いです。
というのも単語や文法などのように、「誰がどう考えても必要な勉強」という認識を持つ人が少ないので、英文解釈の必要性に気付くのは、それなりに勉強が進んでからなんですね。
英文解釈の技術シリーズは、「英文1文1文を正確に読む」ことを学べるので、英語長文の読解に大きく結びつきます。
その英文解釈の技術シリーズの中でも、多くの人が取り組む「入門英文解釈の技術70」について、詳しく解説していきます。
「入門英文解釈の技術70のレベル」と「偏差値を伸ばすための使い方」について、お伝えしていきます。
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入門英文解釈の技術70のレベル、難易度
入門英文解釈の技術70は、超入門英文解釈の技術60よりも1ランク難しい参考書。
難易度は基礎~共通テストや日東駒専レベルで、大学入試の英文を読む土台をガッチリと固められます。
多くの人がこの「基礎的な読解」の部分を抜かして、MARCHや早慶、国公立大学などの難しい英語長文の読解に入ってしまいます。
私が現役の受験生で日東駒専に落ちてしまった際も、読解の基礎を固めずにMARCHやセンター試験の長文ばかり解いていたのが原因でした。
浪人をしてから読解の基礎の基礎から固めて、まずは高校入試レベルの長文から読めるようにして、最終的に早稲田大学に合格することができました。
「読解の基礎を固める」ことが本当に大事ですから、入門英文解釈の技術70に取り組むことをオススメします。
むしろ超入門英文解釈の技術60からスタートしていただいた方が、より着実に読解力を伸ばせるでしょう。
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入門英文解釈の技術70の使い方
まずはノートに、例題の訳を書き出していきましょう。
頭の中で訳を思い浮かべるだけでは不十分で、しっかりと訳を書いて、より実践的な演習をしてください。
訳を書き出したら英文にSVOCと修飾部まで含め、全ての構文を書き込んでいきましょう。
「英文を正確に読む」ことは、文構造を読み取ることが必要不可欠であり、構文の理解度を上げていくトレーニングが大切です。
ほとんどの人がここまでやりこまずに、何となく訳して、何となく解説を読んで終わりにしてしまいますが、これでは取り組んだ意味がありません。
演習を終えたら解説をじっくり読み、自分の訳や構文を修正していきましょう。
「なぜここをミスしてしまって、次からはどうすれば良いか」まで分析して、参考書やノートに書き込んでください。
次回から初見で英文を読むときに、学んだことを活かせるようにしなければいけません。
1題1題、ここまでやりこんだうえで、最後まで取り組めば、入門英文解釈の技術70は卒業です。
同じく共通テストや日東駒専レベルの英語長文の問題集に取り組んで、1文1文の精読を、英語長文へと発展させていきましょう。