故・伊藤和夫先生が手掛けた有名な参考書、「ビジュアル英文解釈」。
伊藤先生の名書という事で、今でも愛用している受験生がたくさんいます。
「英語の文章を読めるようにする」ことに特化した参考書で、伊藤先生らしい構成です。
「まとまった英語の文章を読む」→「解説をじっくり理解する」という流れで進んでいきます。
全体的に「昔の参考書」という印象で、カラフルで楽しく勉強できるような、現代の参考書とは大きく雰囲気が異なります。
そんなビジュアル英文解釈はpart1とpart2に分かれていますので、それぞれのレベルを詳しく解説していきます!
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ビジュアル英文解釈part1のレベル、難易度
Part1は易しい方のレベルにはなっていますが、それなりに難易度は高いです。
レベルは共通テストほどとなっていて、読み応えのある長文が収録されています。
「とりあえずやってみよう!」という感じで、気軽に取り組もうとすると、難易度も高く無機質な参考書なので、挫折してしまう可能性があるでしょう。
偏差値が50中盤ほどになり、本格的な英語長文とも戦えるようになってから取り組んでください。
ビジュアル英文解釈はかなりボリュームがあり、解説もとても詳しいので、1冊しっかりと取り組むと大きく力を伸ばすことができます。
共通テストレベルの英語長文であれば、自信をもって読み解けるようになるでしょう。
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ビジュアル英文解釈part2のレベル
Part2は一気に難易度が上がり、早慶や東大・京大など最難関大学レベル。
偏差値が65以上、MARCHレベルの長文はスラスラ読めるようになってから取り組みましょう。
Part1とPart2ではレベルの差がとても大きいので、Part1を終えてたくさんの参考書や問題集で修業をしてから、part2へと進んでください。
かなり難易度が高いので、そう簡単に読み解くことはできず、必死で頭をひねって読解をしなければいけません。
ビジュアル英文解釈part2をしっかりとやりこめば、英語長文の読解に関しては、相当な自信をつけられるはずです。
あとは過去問演習に取り組んで、問題形式に慣れていけば問題ないでしょう。
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ビジュアル英文解釈の最強の使い方
使い方はシンプルで、「自力で解く」→「解説を徹底的に読む」→「解説の内容を再現しながら長文を読み直す」の流れ。
長文が少し難しいとすぐに解説を読んでしまう人がいますが、自力で難しい長文を理解する力が本当に大切ですから、まずは自力で読み解いてください。
それから伊藤先生の詳しい解説を読んで、自分の中に読解法を取り込んでいってください。
最終的にもう一度、長文を読み直す中で「解説の内容を再現していく」ことが大切。
解説の内容を再現して何度も長文を読み直し、自分のフォームを修正していきます。
次回以降は初見の長文を読んだときに、自然とビジュアル英文解釈の内容が活きるようになるまで、徹底的にやりこんでいきましょう。