大学受験生には青チャートが最も有名ですが、緑チャートもとても効果的な参考書です。
表紙が緑で青チャートよりも見慣れないとは思いますが、中身の質はやはり高いです。
問題の質がとても高いうえに、解説も詳しいので効果的な演習ができます。
ここでは「緑チャートに取り組むためのレベル」と「緑チャートを終えた後の到達レベル」の2点を、詳しく解説していきます!
緑チャートに取り組むために
緑チャートは共通テストの対策に特化した参考書で、共通テストレベルの問題が多く収録されています。
ですから共通テストの問題が6割くらいは取れるようになってからでないと、ほとんど分からない問題ばかりで、正しい演習が出来なくなってしまうでしょう。
偏差値でいえば50前半は取れるようになってから、演習に入るのが良いですね。
緑チャートが難しい場合は、まずは白チャートを徹底的に固めることをオススメします。
白チャートはチャート式シリーズの中で最も易しく、基礎固めに最適。
白チャートを固めればそれだけで、偏差値50は超えるようになりますから、とても貴重な1冊です。
背伸びをして難しい参考書に手を出すのではなく、まずは白チャートを徹底的に固めて、土台を作るように意識してください。
緑チャートの到達レベル
緑チャートの例題だけでも完ぺきに固めれば、共通テストで8割ほど取れるところまで実力を磨くことができます。
例題は200題ほどですから、とにかくこの200題を完ぺきになるまでやりこんでください。
実践問題なども完ぺきに解き切って復習すれば、共通テストで9割も見えてきます。
実践問題は難しい問題も出てきますが、共通テストで高得点を取れるかの分かれ目になる問題なので、歯を食いしばって取り組んでいきましょう。
難しい問題は緑チャートでも、入試でも当然出てきますが、日ごろから頭を使って自分で答えをひねり出すトレーニングをしておくと、対応力が上がっていきます。
緑チャートが終わったら次は
緑チャートが終わったら、まずは共通テストの過去問演習に入りましょう。
共通テストの過去問で8割以上取れるようになったら、緑チャートで学んだことがしっかりと定着しています。
MARCHや早慶、難関国公立大学を目指すのであれば、さらに上のランクの参考書にもしっかりと取り組んでください。
青チャートは緑チャートの次に取り組むには、丁度良い難易度なのでおすすめです。
青チャートをしっかりと固めれば、MARCHや中堅国公立大学では合格点、早慶や旧帝大でも解ける問題が増えてきます。