知る人ぞ知る物理の名書、体系物理。
体系物理は表紙からすでに「堅い」雰囲気が漂っていて、中身もかなり簡素な感じ。
ほとんど白と黒だけで表記されていて、カラフルで楽しげな雰囲気はまったくありません。
「楽しく勉強したい」人には向いておらず、「苦しみながらでも成績を伸ばしたい」という人におすすめ。
好き嫌いがかなり分かれる参考書なので、書店などで中身を見てから買うことをオススメします。
ここでは「体系物理に取り組むための実力」と「体系物理を終えた後の到達レベル」について、詳しく解説していきます!
体系物理は結構難しいから注意
体系物理は難しい参考書で、取り組むためには高い実力が必要です。
共通テストの問題で8割ほど取れるようになり、偏差値も60前後になってから勉強してください。
体系物理は問題を解いて解説を読んで学んでいく形式なので、ある程度は問題が解けないと、効果的な演習ができませんからね。
記述問題の割合も結構高いので、実力が伴っていないと、太刀打ちできませんからね。
体系物理が難しいと感じる人は、まずは物理基礎問題精講を徹底的に固めてみてください。
物理基礎問題精講が固まれば、共通テストでも7割以上取れるようになってきますから、体系物理でも解ける問題が増えてくるでしょう。
背伸びをして難しい問題を解こうとするよりも、まずはとにかく基礎を固めていくことが大切です。
体系物理の到達レベル
体系物理に収録されている問題は、共通テストの中でも難易度が高い問題や、MARCH、早慶・東大・京大・旧帝大レベル。
それでいて記述問題が多いので、相当難しいと感じるでしょう。
難しいからこそ、1冊終えたころには大きく力が伸びていて、偏差値も60中盤まで見えてくるでしょう。
問題を解いていて難しいと感じるのは当然で、それを歯を食いしばって解いていくことで、力が磨かれていきます。
体系物理が終わったら次は
体系物理が終わったら、過去問演習に入っていきましょう。
難関大学の過去問でも解ける問題が増えているはずなので、合格点を目指して演習してください。
まだ実力が足りないと感じたら、同じレベルの問題集を演習するか、さらに上の問題集を追加すると良いですね。
物理重要問題集は、体系物理よりもわずかに難しいくらいなので、こちらに取り組むとさらに1ランク力を伸ばすことができるのでお勧めです。
このレベルまで来たら、さらに難しい問題集をというよりは、今の実力で解ける問題のレパートリーを増やしていくイメージが良いですね。
入試本番で取りこぼしが無いよう、徹底的に演習を繰り返して、得点力を固めていきましょう。