「大学受験の勉強って、いつから始めれば間に合うんだろう?」というのは、受験勉強をスタートする時にとても気になることだと思います。
「今の時期から勉強して、本当に志望校に間に合うのかな?」と悩む人も多いでしょう。
そこで講師歴が10年以上、これまでたくさんの受験生を指導してきた私が、統計的に「いつから勉強を始めれば間に合うのか」について解説していきます。
もちろん志望校のレベルや、私立大学なのか国公立大学なのかによっても変わってきますので、そのあたりも詳しくお伝えしていきます!
私大志望の場合は
「勉強の期間」というのは人によっても大きく変わりますし、正確に示すことはもちろんできません。
偏差値40ほどの状態からという想定ですと、私立大学であれば、私の体感では大体、下記のようなイメージです。
日東駒専→最低2か月
MARCH→最低5か月
早慶→最低8か月
1日5時間以上も勉強したとしても、これくらいの期間は最低でもかかるかと思います。
もちろんセンスが良い人は早慶を半年以内でクリアしてしまったりしますし、逆に1年勉強して日東駒専に不合格となってしまう人もいます。
ですから一概には言えませんが、大体の最低の目安はこれくらいだと考えておくと良いでしょう。
最初は1日5時間勉強しようと思っても、だらだらして実質2時間くらいしか勉強できないというケースも珍しくないので、実際はもう少し期間が必要かもしれません。
国公立志望の場合は
国公立志望の場合は、科目数と大学のレベルによって大きく勉強の期間が変わってきます。
例えば5教科6~7科目の勉強が必要で、なおかつ偏差値の高い大学となると、1年あっても間に合うかどうかきわどいところになります。
一方で偏差値が50台、3教科で受験が可能な大学もありますから、こういった大学であれば3か月ほどでクリアしてしまう人も珍しくありません。
志望している大学の偏差値、そして科目数を調べたうえで、勉強時間を概算してみましょう。
1日も早く勉強しよう!
「いつから本気出す」とか、「いつからなら間に合うだろう」とかではなく、1日も早く本格的な勉強に取り掛かってください。
少しでも甘えがあって、勉強を始める期間を後ろにずらしていけば、その分だけ合格率は落ちていきますし、1日に必要な勉強時間は加算されていきます。
今という1日も、入試の前日の1日も同じ価値があって、だからこそ早く勉強を始めた人ほど有利なんです。
例えばマラソンで考えると、他の人が走り始めているのに、自分だけその場で止まっていたら、圧倒的に不利な戦いになりますよね?
最初は早歩きくらいでも良いから、スタートしてしまった方が絶対に得ですよね?
それは勉強でも全く同じことで、迷っている暇があったら今すぐ勉強をスタートしてください!