西きょうじ先生の解釈系の参考書として有名な、「英文読解入門基本はここだ」。
ポレポレほどの知名度はありませんが、同じタイプの参考書として多くの受験生に愛用されています。
短めの英文を訳して、その解説を読む中で読解力や文法の知識を鍛えていきます。
ポレポレと比べると「初級者向け」というイメージが強いですが、実際のレベルはどれくらいなのでしょうか。
ここでは「基本はここだの到達レベル」と「終わったら次にやるべき参考書」の2点を、詳しく解説していきます!
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基本はここだの到達レベル、偏差値
「基本はここだ」は初級者向けの参考書で、中学生レベルの文法がしっかりと理解できていれば、取り組むことができます。
逆に中学生レベルの英文法から怪しい人は、英文を訳すことができないので、正しいトレーニングができません。
まずは中学生レベルの英文法や語彙やしっかりと勉強してから、基本はここだへと進みましょう。
「基本はここだ」はあくまで、英文を読む基礎の基礎、最初の1歩をアシストしてくれる参考書。
勉強したからといって、一気に大学の英文が読めるようになるわけではありません。
ただ基本はここだで英文1文1文を読む基礎を固め、そこから長文読解の勉強に進んでいけば、共通テストや日東駒専レベルの英語長文であれば、十分に高得点を狙えるようになるでしょう。
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基本はここだが終わったら次は
基本はここだが終わって、すぐにポレポレへ進むのはもちろんNG。
同じ西きょうじ先生の参考書ですが、ポレポレは早慶・東大、京大レベルになりますから、大幅にレベルが上がります。
将来的にポレポレに取り組む時がくるにしても、まだまだ先だと考えてください。
基本はここだが終わったら、高校受験~大学入試基礎レベルの長文読解に取り組みましょう。
英語長文レベル別問題集など、構文の解説が詳しい問題集を使ってください。
英語長文を解いて復習する際に、「文構造を正しく理解できているかを確認する」というフェーズがとても大切です。
基本はここだで学んだ、英文を精読する力をさらに伸ばして、長文読解に活かしていきましょう。
短文の精読の参考書としては、「超入門英文解釈の技術60」もおすすめ。
1文1文を正確に読むためのトレーニングができて、なおかつ基本はここだよりもワンランクレベルが高いので、とても効果的な演習ができます。
超入門英文解釈の技術60と並行で、長文の問題集に取り組んでいくと、精読力と長文の読解力の両方を鍛えることができるのでおすすめです。
基本はここだを1冊目の参考書として、そこで培った土台をもとに、どんどん新たな勉強を積み重ねていって、志望校合格を目指していきましょう。