大学入試向けの英単語帳として、最も有名な部類に入る英単語ターゲット1900。
英単語ターゲット1900は上級者向けの英単語帳で、特にパート3以降は難易度が高くなります。
そのため受験生の方から、「ターゲット1900はパート2までで足りますか?」というご質問を、良くいただいています。
私は受験の講師として10年以上、英単語帳を研究してきましたので、受験生にどれくらいの英単語が必要か深く理解しています。
そんな私が「英単語ターゲット1900のパート3は必要か」という問いについて、詳しく解説していきます!
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英単語ターゲット1900のパート3のレベル
ターゲット1900のPart3は確かに難易度が高い英単語が並びますが、受験レベルを超えたものではありません。
共通テストの長文でも見られるケースは珍しくなく、受験生であれば基本的に勉強しておいた方がベターです。
「受験レベルでは難しい部類に入る単語」であって、安心して切り捨てられる単語ではありません。
特にMARCHや国公立大学レベルになってきますと、設問で問われるケースも多く、得点に直接つながることもあります。
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パート3は絶対に覚えるべき?
「全ての受験生に必ず必要か」というと、100%そうとも言い切れません。
というのも英単語はレベルが上がるにつれて、出現する頻度も少なくなってきますから、たとえ長文の中でパート3の単語が出てきても、推測することもできます。
ですから「優先順位」を考えて、他にもっとやらなければいけない勉強が残っている人は、パート3を飛ばすというのも1つの手だと思います。
日東駒専レベルまでであれば、パート3を暗記していなくても十分に合格が狙えますし、MARCHや中堅国公立大学であっても、対応できる人もいるでしょう。
一方で早慶や難関国公立大学を目指す場合は、ターゲット1900は最後までやり切った方が良いですね。
難しい単語が山ほど出てきますから、推測するにも限界が出てきてしまいます。
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ターゲット1900で単語は完ぺき?
MARCHや中堅国公立であれば、ターゲット1900をやり切れば英単語が原因で落ちることはまずないでしょう。
一方で早慶や東大・京大といった難関大学を目指す人は、もう1ランク上の英単語帳を追加すると、より有利に入試を戦うことができます。
私は早稲田大学に進学しましたが、「速読英単語上級編」に取り組んで、さらに難しい英単語を追加しました。
過去問演習に取り組んだ際に、受験の一般的な英単語だけでは不足を感じたので、上級レベルの英単語帳に取り組んだのです。
もちろんこちらもマストではないですが、取り組むことで訳せる英単語が増えるので、英語長文がグッと読みやすくなります。
そして難単語の訳は設問で直接問われることも珍しくないので、得点を稼ぐポイントにもなります。