あまり知名度が高い参考書ではないですが、「トップグレード英文読解問題精選」という参考書は、とても質が高く成績を伸ばすサポートをしてくれます。
「英文読解問題精選」とタイトルにある通り、英語長文ほどボリュームがあるものではなく、1文1文を正確に読むためのトレーニングができる参考書。
長文をなんとなく読んでしまっている感じで、点数にムラが出ている人に、ぜひ取り組んでいただきたい1冊。
解釈系の参考書として「ポレポレ」も有名なのですが、内容には大きく違いがあります。
ここでは「トップグレード英文読解問題精選のレベル」と「ポレポレとの比較」の2点を、詳しく解説していきます!
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トップグレード英文読解問題精選のレベル、難易度
トップグレード英文読解問題精選は、難易度が高く中上級者向け。
MARCHや早慶、東大・京大レベルの英文が多く登場して、かなり手ごわい参考書です。
河合塾の偏差値で60以上を取れるようになったら、トップグレード英文読解問題精選に取り組むというのが、1つの目安になってきます。
用意されている英文が全く訳せない状態ですと、ただ解説や答えを読むだけになってしまいますから、正しい演習にはなりません。
トップグレード英文読解問題精選が難しいようであれば、もう少し易しい「入門英文解釈の技術70」や「入門英文問題精講」などから取り組むようにしましょう。
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英文読解問題精選とポレポレの比較
トップグレード英文読解問題精選は、「1文1文を正確に読み取る」ための参考書。
一方でポレポレは「難解な文章を正しく判断できるようにする」ための参考書で、トップグレードよりも少し引いた位置にある参考書といえます。
トップグレードは目の前の1文1文、ポレポレはもう少しい引いた、文章の解釈ということです。
ですからポレポレには1文1文の文構造の解説が、すべての文にされているという事はありません。
「英文の精読」をしたいのか、「難解な文章の解釈」の勉強をしたいのかによって、選ぶ参考書が変わってきます。
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英文読解問題精選とポレポレのレベル
トップグレードもポレポレも、どちらも難関大学の志望者向けで、難易度は高いです。
どっちの方が易しい、難しいという事はないので、ご自身の実力が偏差値60に届いたうえで、自分に必要な参考書を選びましょう。
2冊とも取り組むのであれば、取り組む順番としては「トップグレード→ポレポレ」という流れがオススメ。
トップグレードで1文1文を読めるようにして、それからポレポレでもう少しまとまった文章を読めるようにするというステップですね。
2冊ともしっかりと自分の実力として吸収出来れば、早稲田や慶應、東大・京大といった難関大学の英語長文であっても、十分戦えるようになっていくでしょう。