共通テストの英語のリーディングの第5問と第6問は、本格的な英語長文の読解問題。
共通テストの英語の中でも、特に苦手とする人が多いのではないでしょうか。
問題の後半部分になりますから、時間が足りないという人もいるでしょう。
そこで「第5問、第6問をどのように攻略していけば、時間内にリーディングで高得点が取れるのか」を、講師歴10年以上の私が詳しく解説していきます!
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第5問の傾向と解き方のコツ
第5問は文章量が多めの長文を読んで、その内容を整理して空所に補充する問題と、長文の理解を問う問題が出題されています。
長文を読む前に、先に空所補充問題にざっと目を通して、どんな内容が問われるかを意識したうえで長文を読んでいくことをおすすめします。
そして長文を読み進めていく中で、1段落読むごとに要点をメモして、整理しながら長文を読んでいきましょう。
要点をまとめながら読むことができれば、空所補充問題にもスムーズに答えられるはずです。
空所補充部分の内容を少しでも頭に入れておけば、要点のまとめ方もそれに合った形になりますから、得点にもつながっていくでしょう。
過去問演習や予想問題を解く際には、この解き方を定着させられるよう、意識的にトレーニングをしてみてください。
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第6問の傾向と解き方のコツ
第6問は2つの長文を読んで、その内容に対して回答する問題。
基本的には「設問を解きながら長文を読む」という流れで、問題に取り組んでください。
最後まで長文を読んでから設問を解こうとすると、また長文の読み直しをしなければいけないので、少し時間がかかってしまいます。
効率的に問題を解いていくために、「設問を解きながら長文を読む」というスタイルを、日ごろの演習の時から定着させていきましょう。
基本的に設問の順番は、長文の流れに沿っていて、設問が進むにつれて、長文の後半部分に回答が隠れているケースが多くなります。
ですから1問目から順に、長文を読みつつ設問を解いていきましょう。
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第5問&第6問は対策は不要
第5問と第6問は一般的な英語長文の形式で、特別にクセがある問題は出題されていません。
求められているスピードで長文を読み、しっかりと理解することができれば、それだけで高得点を取ることができます。
設問の方ばかりを分析して、「どうすれば得点が稼げるか」と考えてしまいがちですが、本来やらなければいけないことは「日常的に長文のトレーニングをして、長文をスピーディに読み取れるようにする」ことです。
設問の研究をどれだけしても、長文を制限時間内に読む力が備わっていなければ、対策の仕様がありません。
日ごろから長文読解のトレーニングを重ねて、まずは時間がかかっても正確に読めるようにし、そこから徐々にスピードを上げていきましょう。