大学入試の英語長文は難易度が高く、そう簡単に理解できない事も多いでしょう。
そんな時に耳にするのが、「印をつけて長文を読むと、読みやすくなるよ!」という噂。
私が受験生の時も試行錯誤して、長文に印をつけたり、記号を書き込んだりしたこともありました。
ここでは「英語長文に印をつける効果」と「効果的な印の書き込み方」について解説していきます!
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英語長文に印をつける効果とは
英語長文にマークなどを書き込んでいくことで、「重要なポイントを整理しながら読める」というメリットがあります。
英語長文は長文の文章量が多くなるにつれて、冒頭から読んでいる内容が頭から抜けていってしまって、集中力が切れてしまったり、読み切っても理解できていなかったりするケースも多いでしょう。
そこで重要なポイントに印をつけて、長文の内容を途中でセーブするようなイメージで読んでいくことで、要点を頭に保存していきます。
この作業をしていると、途中で読めなくなったときにも、そこまでの内容をヒントにして推測できることも増えてきます。
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英語長文に印をつける注意点
英語長文に印をつけるときに、1点注意しなければいけないのは、「マークをつけることが目的になってはいけない」という点。
例えば「逆説だからこの印!」「具体例だからこの印!」というような感じで、機械的にマークをつけても、理解度の向上にはつながりません。
自分の長文の理解をサポートするために、自分で記号をつけていくわけですから、決まりきった記号のつけ方を型にはめていくのでは、むしろ逆効果です。
先入観が入った読み方になってしまいがちですし、誤った解釈にもつながります。
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英語長文に印をつけるコツ
英語長文の印をつける際、私は「重要な箇所に丸を付ける」、「重要な部分にアンダーラインを引く」の2パターンしか使っていませんでした。
該当箇所が小さければ丸、広ければアンダーラインで、つまり重要な部分に印をつけていただけです。
長文を読んでいく中で、「ここがポイントになるぞ」という部分を自分で認識しておくと、意識に強く残るので理解度が上がります。
設問に目を通しながら長文を読んでいくと、問われるポイントが分かりますので、重要なポイントへのチェックもつけやすくなります。
副詞や接続詞の種類によって、三角やバツや台形など、色々な印をつける指導もありますが、印を振り分けることに意味はないと思います。
そして逆説だから必ず重要というわけでもなく、具体例だから読み飛ばしても良いというわけでもないです。
長文の流れをしっかりと理解して、そのうえで逆説がどうかかっているのか、具体例がどういった役割をしているのかまで、分析するようにしてください。
そうすると自然と、重要なポイントに印がついていくようになり、読解力が大きく上がります。