構文把握のプラチカのレベルと使い方を講師が解説します


大学入試の問題集として有名な「プラチカシリーズ」。

その中でも知名度は低いですが、Amazonなどで評価が高い良書。

「構文把握」とタイトルにある通り、英語長文を読みつつも、1文を正確に読み取るトレーニングができます。

和訳問題がメインとなっていて、該当の分がしっかりと訳せるかを確認することで、精読力を鍛えるというのが特徴。

そして解説も詳しく書かれているので、読めなかった部分を掘り下げて復習して、読解力を伸ばすことができます。

1点デメリットを挙げるとすると、「全ての英文に構文が記載されているわけではない」という点。

ハイパートレーニングやポラリスなどは前文に構文が振られているのですが、和訳を求められる部分以外は、構文の解説が無いので、自力で理解できる実力が求められます。

ここでは講師である私が、「構文把握のプラチカのレベル」「効果的な使い方」を詳しく解説していきます!

早慶や国公立の難しい英語長文を、1か月でスラスラ読むワザはこちら

 

構文把握のプラチカのレベル

構文把握のプラチカはとても難易度が高い参考書で、収録されている長文はMARCHをはじめとして、早慶、東大・京大など難関国公立大学レベル。

長文を読んで和訳をして、その解説を読んで正確に英文を読み取る力を伸ばす参考書なので、まず用意されている長文をある程度は理解できないと、効果的に学ぶことはできません。

河合塾の偏差値で言えば、60ほどに到達してから取り組むようにしてください。

共通テストの英語で言えば、8割ほど取れるようになったタイミングが、時期としてはベストです。

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構文把握のプラチカの使い方

取り組み方としては、まずは時間を測りながら長文を自力で解いていきます。

入試や模試と同じ気持ちで取り組んでいかないと、身の入った演習にならないので注意してください。

難しい長文が多いですが、頭をひねって自力で何とか理解して、回答していくことがとても大切です。

記述式の問題がメインになりますので、答えはしっかりとノートに書き出してください。

頭の中で答えを思い浮かべただけだと、解説を読んだときにあいまいな理解になってしまいがちです。

 

そして和訳部分は自分でペンを使って構文を書き込んで、正しく文構造が理解できているかまで、確認してください。

解説では文構造がとても詳しく記載されているので、この部分を最大限に活かしていきましょう。

英文が読めない原因は「文構造が曖昧にしか理解できていない」ケースが多く、和訳をして構文を書き込むことで、自分の理解が甘い場合はすぐに甘さが見えます。

弱点を徹底的に構文把握のプラチカでつぶすことで、読解力を伸ばしていきます。

最後の長文までこの取り組み方で、徹底的にやりこんでいけば、1冊終えたころには読解力が大きく伸びていることでしょう。

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