大学入試の制度が大きく変わり、TEAPや英検といった4技能試験の受験も重要視されるようになりました。
例えば立教大学ではTEAPや英検などの受験をする人がかなり多くなりましたし、他の大学でも「英検利用」などを採用しているケースも珍しくありません。
新しい制度で情報もあまり入ってこないので、英検とTEAPの難易度の違いや、そもそもの試験の違いが分からない人も多いと思います。
ここでは講師である私が、「TEAPと英検の違い」と「レベルの差」について、詳しく解説していきます!
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TEAPと英検の違い
英検は5級から1級まで数多くの級があり、自分の英語力に合わせて受ける級を選ぶことができます。
中学生でも英検5級は合格するのはさほど難しい事ではないですし、一方で英検1級となるとTOEIC900点よりも大きく難易度が上がり、とても難しいです。
初級者から上級者まで、級を選んで受験できるのが英検という認識を持っていただければOKです。
そしてスコアもありますが、「合格・不合格」という結果が明確に表れます。
TEAPは1つの試験で、対象者は基本的に高校生になります。
高校1,2年生だと少し難しいと思いますが、英語をしっかりと勉強していれば、解ける問題もかなり多いでしょう。
英検は「合格・不合格」という指標がありますが、TEAPはスコアのみ。
各大学によってTEAPの基準スコアが用意されているので、それを目標にしていきましょう。
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TEAPと英検どっちが難しい?
TEAPの難易度は英検2級よりは明らかに難しく、高校生だと相当難しく感じるでしょう。
一方で英検準一級と比較すると、少し易しく、基礎問題も多く収録されています。
英検は同じ級の問題が大体、全て同じ難易度なのですが、TEAPは難問と基礎問題がどちらも出題されます。
なので単純な比較は難しいですが、総合的に考えると二級と準一級の間くらいの難易度でしょうか。
英検準一級もTEAPも、リーディングは大学入試の延長で対応することができます。
一方でリスニングやライティング、スピーキングは4技能試験に向けてみっちりと対策しなければ、0点に近い点数を取ってしまう可能性があります。
特段にリーディングに比べて難易度が高いわけではないのですが、スピーキングやライティング、リスニングは対策がおろそかになりがちで、リーディングよりも学習量が極端に少ない人が多いです。
こうなってしまうとTEAPや英検などが、とても難しく感じてしまうでしょう。
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英検とTEAPどっちを受けるべき?
どっちを受けるのが良いという事はないですが、英検の方が採用している大学が多いのは間違いないです。
ご自身が志望している大学の公式HPを必ずチェックしたうえで、どちらの試験を受けるか決めるのが良いでしょう。
ただTEAPと英検で日ごろの勉強が変わるわけではないですし、きちんと4技能をバランス良く伸ばしていくことを意識して、勉強に取り組んでください。
日ごろから4技能をしっかりと鍛えられていれば、試験前にTEAPや英検の対策をすればそれだけで、対応することができるでしょう。