大学入試に向けて英語の勉強をするとなると、英単語帳が当然ながら必要になりますよね。
英単語を勉強する中でわいてくる疑問は、「英単語帳、何冊取り組めば良いの?」「どのタイミングで2冊目に移ればいいの?」といったことではないでしょうか。
ここでは「英単語帳の数と、切り替えるタイミング」について、講師である私が詳しく解説していきます!
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必要な英単語帳は何冊?
何冊の英単語帳に取り組むべきかは、「選ぶ英単語帳がカバーしている範囲」と「志望校のレベル」によって変わってきます。
例えば1冊で3000語の英単語を収録しているものを勉強するなら、1冊1000語の英単語帳を3冊勉強しているのと同じことになりますよね。
また志望校が東大や京大の人と、偏差値が40台の大学を志望している人とでは、必要な単語数が異なりますから、英単語帳の数も変わってきます。
大まかな目安としては、下記のようになります。
・日東駒専,共通テストレベル→1~2冊
・MARCH・中堅国公立レベル→2冊
・早慶,東大京大レベル→3冊
取り組む英単語帳の数を減らすためには当然、「単語数が多い英単語帳を選ぶ」ことが大切です。
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カバー範囲が広い英単語帳はコレ
収録されている英単語の数が多い英単語帳として、「システム英単語Basic」や「システム英単語」、「必携英単語LEAP」「単語王」などが挙げられます。
・シスタンBasic→高校受験~MARCH入門
・必携英単語LEAP→高校受験~MARCH入門
・システム英単語→受験基礎~早慶入門
・単語王→共通テスト~早慶・東大京大
上記の英単語帳はカバーしている範囲が広いので、1冊だけで語彙力を大きく伸ばすことができます。
英単語帳の数が多くなればなるほど、1冊あたりの定着度も落ちやすくなってしまいます。
ですから収録されている語数が多い英単語帳を選んで、その1冊をしっかりと固めて、長期記憶に定着させていきましょう。
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英単語帳を変えるタイミング
1冊目から2冊目、2冊目から3冊目と英単語帳を変えるタイミング。
これは「勉強している英単語帳の全ての英単語の、重要な訳を瞬時に答えられるようになったら」です。
2冊以上の英単語帳に取り組んでいる、9割ほどの受験生が、1冊目の英単語帳が完璧になっていません。
「覚えたつもり」になってしまっていて、1冊目の英単語帳から少し難しそうな単語を出題してみると、「あれ、覚えたはずなんだけど。。」と訳が出てきません。
こういう状態では本来は、2冊目、3冊目の英単語帳に進んではいけないですよね。
基礎単語ほど英文の中にたくさん含まれていますし、これらが訳せなければスタートラインにも立てません。
1冊の英単語帳を完ぺきに固めて、どの単語の訳も瞬時に答えられるまでやりこんでから、次の英単語帳へと進んでください。
そして次の英単語帳に進んでも、それまでに取り組んだ英単語帳は定期的に復習をして、抜け漏れが無いようにしましょう。