大学入試向けの英単語帳として、超有名なシステム英単語。
その英熟語バージョンが「システム英熟語」で、シス単ほどではありませんが、愛用している受験生も多いです。
システム英熟語は「丸暗記ではなく、理解して覚えられる」というのが大きな特徴。
前置詞の解説から始まり、イラストも豊富で、視覚的な理解も交えて覚えられます。
「英熟語の暗記がどうしても苦手」という人には、突破口になるでしょう。
またCDは別売りですが、音声は無料でダウンロードできるので、音読のトレーニングも取り入れることができます。
しいてデメリットを挙げるのであれば、「赤シートなどで訳を隠して覚えられない」という点。
熟語を隠して覚えていく形式ではないので、ある程度は理解しても、熟語を見たときに訳が思い出せないというケースが考えられます。
しっかりとテストをして暗記ができているか、確認することは必須ですね。
そんなシステム英熟語について、ここでは「レベル」と「使い方」について解説していきます!
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システム英熟語のレベル、カバー範囲
システム英熟語の見出し語は1657語と、大学入試向けの英熟語帳の中では、トップクラスのカバー率を誇ります。
見出し語を全て暗記することができれば、早慶や東大・京大などの難関大学であっても、英熟語に関してはバッチリ。
ただボリュームとしてはかなり多いですし、「頻出度」という観点での分類はされていません。
なので1637語もの語数を、ガンガン覚えていくのは相当ハードなことなので、求められる暗記力はとても高いと言えるでしょう。
有名どころの速読英熟語や英熟語ターゲットは見出し語が800語ほどで、早稲田や慶應となると少し不足する部分もありますが、こちらの方が初中級者向け。
1冊目の英熟語帳として速読英熟語や英熟語ターゲットを暗記して、2冊目以降でシステム英熟語に取り組むというステップを踏むのも良いですね。
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システム英熟語の使い方
まずは丸暗記にならないように、熟語を理解しながら暗記していきましょう。
前置詞が赤字で赤シートで隠せるようになっているので、前置詞に注意して覚えてください。
大学入試では前置詞を埋めさせる問題が頻出で、前置詞をしっかりと覚えることで、得点につながっていきます。
ある程度、暗記ができたら、「訳を紙で隠してテストする」というステップにも取り組んでください。
システム英熟語は訳を隠して暗記することができず、本当に暗記できているかを確認することが難しいです。
ですから訳を物理的に紙で隠して、熟語を見た際に瞬時に訳が思い出せるか、必ずテストをしていきましょう。
瞬時に訳が出てこないようでは、入試本番で該当の熟語が出てきたときに、思い出せずに英文が理解できない可能性が高いです。
時間に余裕があれば暗記カードを作って、定期的にテストをすると、より正確にテストができるのでとてもおススメです。