大学入試向けの英単語帳は山ほどありますが、その中でも鉄壁は人気ですよね。
ターゲットやシスタンほどの人気ではないですが、好む人たちが徹底的に愛用しているイメージ。
鉄緑会という難関として有名な予備校が出版していますから、早慶など難関大学を目指している人に特に人気ですね。
Amazonでの評価も5点満点中、4.5くらいありますから、相当な高評価です。
かなり分厚く、派生語など情報量がかなり多いので、暗記が得意な上級者向けと言えるでしょう。
関連語を紐づけて覚えられるようになっている工夫は素晴らしいですが、レイアウトがやや堅く、字も小さいので人によってかなり好みが分かれると思います。
そんな鉄壁ですが、「どこまでカバーできるのか」と「いつから取り組むべきなのか」について、詳しく解説していきます。
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鉄壁で早慶レベルは足りるのか
鉄壁に関してもっともいただくご質問は、「レベル」ですね。
結論からお伝えすると、鉄壁の難易度は意外と最上級レベルではなく、早慶に完全に対応できるかと言えば若干の疑問は残ります。
ただ合格点を取るという事が目的であれば、その目的は達成できる可能性が高いです。
早慶レベルの難問や長文の中で出てくる難しい単語まで対応できるかというと、そこまでの難易度ではありません。
MARCHや共通テスト、中堅国公立あたりでしたら、鉄壁で十分に対応が可能です。
むしろオーバーワークになってしまうこともあるくらい、鉄壁のボリュームはかなり大きめ。
早慶の入試でも英単語をアドバンテージにしたい人は、鉄壁の次にもう1冊、英単語帳を追加した方がベターでしょう。
例えば英検準1級レベルの英単語を固めたり、単語王や速読英単語上級編を追加したり。
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鉄壁はいつから取り組むか
鉄壁に取り組む時期としては、高校3年生や浪人期など、受験まで残り1年を切ってからがおすすめです。
本格的な受験勉強に入る前にまずは、基礎・基本の英単語を固めることが最優先。
鉄壁は難易度が高い英単語帳ですから、基礎単語が固まっていない状態で取り組んでしまうと、基礎がスカスカの状態で難しい単語を追加する状態になり、これでは成績は伸びていきません。
英語に限らず日本語でもそうですが、易しい単語や漢字ほど多く登場してきますからね。
こうした易しい単語は知っていて当然のものとして登場するので、これらを覚えられていない状態では、スタートラインにも立てないんです。
ですから鉄壁に取り組む時期は、受験まで1年を切ってから、そして基礎単語を完ぺきに固めてから取り組んでいくのがおすすめです。
鉄壁はかなり分厚い英単語帳なので、期間にはある程度の余裕が必要です。
例えば受験期直前に取り組んでも、うろ覚えになってしまう可能性が高いので、半年くらいは期間があった方が良いでしょう。