英語の講師として超有名な関正生先生が手掛ける、「完全理系専用 英語長文スペクトル」。
タイトルの通り理系の受験生向けの参考書で、理系の大学・学部の英語長文で出題されることが多いテーマを扱っています。
理系の大学や学部では、専門的なテーマの長文が出題されることが多く、知識が無いと読みづらいと感じる人も多いです。
英語長文スペクトルでは近年、話題となっている理系のテーマの長文をたくさん演習する中で、背景知識を学べるようになっています。
今話題の人工知能や遺伝子に関するテーマなんかも、取り扱われています。
やはり関先生の参考書という事で、解説がとても詳しく、背景知識に関しては深く広く学べるように工夫されています。
そんな「英語長文スペクトルと基礎編の難易度」について、徹底的に解説していきます!
⇒早慶や国公立の難しい英語長文を、1か月でスラスラ読むワザはこちら
英語長文スペクトルのレベル、難易度
英語長文スペクトルは基礎編と通常版に分かれていて、難易度が異なります。
基礎編は共通テストや成成明学レベル。
日東駒専よりは少し難しく、MARCHよりはやや簡単という印象。
「基礎編」というともっと易しいイメージを持つ人も多いと思いますが、本格的な英語長文が収録されています。
河合塾の偏差値で55ほどの受験生に適した難易度です。
偏差値が55に到達していない人は、もっと易しい基本的な長文の問題集から取り組んで、少しずつレベルを上げていってください。
通常版はMARCHから早慶、東大・京大といった難関国公立大学レベル。
理系の専門的なテーマで、さらに文構造も難しいので、そう簡単に読み解くことはできません。
設問も手ごわいものが多いですし、「早稲田志望だからとりあえず!」というように、安易に手を出して良い参考書ではないです。
河合塾の偏差値が最低でも60は安定的に超えるようになってから、取り組むようにしましょう。
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英語長文スペクトルが終わったら次は?
英語長文スペクトルが終わって、さらに理系の背景知識を吸収したい場合は、リンガメタリカがおすすめ。
リンガメタリカは問題集ではなく、長文を読みつつ英単語を覚えていく参考書。
専門分野の英単語を覚えられるようになっているので、とても効果的です。
ジャンル分けされているので、ご自身が受験する大学・学部で頻出のテーマに絞って取り組むと、短期間で語彙や背景知識をインプットすることができます。
難易度は英語長文スペクトルの通常版と同様、早稲田や慶應レベルとなっており、難しい長文や単語がぎっしりとつまっています。
リンガメタリカの学習はあくまでプラスアルファであって、他にやらなければいけない勉強が残っている人は、そちらを優先するようにしましょう。