大学入試の英語を戦ううえで、絶対に避けて通れないのが「英語長文」。
英語長文ハイパートレーニングや英語長文ポラリス、The Rules英語長文問題集など、有名な問題集を1冊くらいは持っている人が多いと思います。
皆さんはどれくらいのペースで、英語長文の問題集を解いていますか?
毎日3題?1日1題?それとも気が向いたときに?
指導歴10年以上の私が、英語長文はどれくらいのペースで解くべきなのか、詳しく解説していきます。
⇒早慶や国公立の難しい英語長文を、1か月でスラスラ読むワザはこちら
私が早稲田に合格するために解いた長文の量
私は現役の時、最終的な偏差値は40そこそこ、日東駒専落ちという結果で終わりました。
そこから1年の浪人を経て、早稲田大学に合格しましたが、浪人期は毎日、英語長文に取り組みました。
1日平均2~3題ほどは解いて、英語の偏差値は70を超えるようになり、早稲田大学の英語長文も高得点を取れるようになりました。
早稲田大学を目指すのであれば、ゼロからのスタートであれば、過去問や模試なども入れて400題ほどは最低でも英語長文に取り組まなければいけないと思います。
よく早稲田レベルの長文の問題集を何冊か勉強すれば、早稲田の長文が読めると思ってしまう人がいますが、まったくもってそんな甘いものではありません。
MARCHであれば体感は200題ほど、日東駒専であれば130題ほど取り組めば、英語長文に関しては合格点が見えてくるラインになるでしょう。
人によっては想像よりもずっとずっと多いと思いますが、これくらいの量はこなさないと、長文の読解力は磨かれないと感じます。
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1日に何題解くべき?
先ほどお伝えした、早慶や難関国公立大学で400題、MARCHや関関同立で200題、日東駒専で130題という目安から、解くべき数を逆算してみてください。
受験までの期間が2年なのか数か月なのかで、1日に取り組むべき長文の数も変わってきます。
例えば受験までの期間が丸1年あれば、早慶であれば1日1~2題、MARCHであれば2日に1~2題、日東駒専であれば2日に1題ほどが目安になります。
あくまで目安になりますので、プラスアルファで長文に取り組めるように、スケジュールを組んでいきましょう。
⇒早慶や国公立の難しい英語長文を、1か月でスラスラ読むワザはこちら
英語長文は毎日解くべき?
英語長文の読解は言語力なので、トレーニングのスパンは短い方が良いです。
例えば1日でまとめて7題解いて6日休むより、1日1題解いた方がずっと吸収率は高いでしょう。
時間がない受験生は「毎日解く」のは難しくても、「毎日触れる」ことは意識してください。
例えば1日で長文を解いて丸付けまでやって、次の日はじっくりとその長文を読み込んでいくなど。
どうしても時間がないときは、「速読英単語」や「速読英熟語」などの長文を読むだけでも、効果は表れます。
1点注意していただきたいのは、「初見の長文を読み解く」ことが、とても大切だという事。
1冊の長文の問題集を徹底的にやりこむことはもちろん大切ですが、初見で長文を読み解いていくトレーニングも重ねていかないと、いつまでも自力で長文を読む力は磨かれていきません。
過去問や長文の問題集など、初見の問題に積極的に挑んで、解いた長文はしっかりと復習するようにしてください。
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長文の問題集はケチらない
よく「英語長文の問題集、何冊も買うのがもったいないから」という理由で、1冊の問題集に取り組んでいる人を見かけます。
しかし先ほどもお伝えした通り、英語長文は初見で解くトレーニングが本当に大切です。
大学受験の勉強にお金がかかってしまうことは仕方がないことですし、そこはある程度は割り切らなければいけません。
長文の問題集に1冊12題の長文が収録されているとすると、中古で1冊500円で購入すれば、1万円で120題もの長文を解くことができます。
これだけで日東駒専の合格の目安まで到達できるわけですから、予備校の費用などと比べれば、とんでもない破格です。
必要な分の英語長文に取り組めるよう、問題集はしっかりと用意しましょう。