2021年に出版され、ポレポレや透視図、英文読解の技術などと比較しても、かなり新しい英文解釈の参考書、「英文解釈のテオリア」。
文章量が少ない英語の文章を訳して、その解説をじっくりと読む中で、英文の読解法を学んでいきます。
「英文法を読解に発展させる」ことをコンセプトとした参考書で、文法や単語を勉強したけれど、なかなか難しい英語長文が読めるようにならない人におすすめ。
例えば「受動態」や「代名詞」など文法の参考書で学んでも、それを使った英文が出てきたときに、訳せないという人は多いと思います。
そのハードルを越えるために、「英文解釈のテオリア」がとてもおすすめです。
ここでは「英文解釈のテオリアのレベル」について、徹底的に解説していきます!
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英文解釈のテオリアのレベル、難易度
英文解釈のテオリアは他の解釈系の参考書と比較すると、難易度はやや低いです。
レベルとしては「共通テストはクリアできたけれど、MARCH以上の長文が読めない」人におすすめ。
共通テストまでは8割くらい取れるようになったという人でも、MARCHレベルに大きなハードルを感じる人は少なくありません。
MARCHや中堅国公立大学の二次試験の英語長文から、共通テストよりもまたワンランク難易度が上がります。
英文の構造が難しくなり、テーマが捉えづらくなり、簡単に読み進められなくなります。
このハードルを越えるために、英文解釈のテオリアはとても有効です。
取り組む時期の目安としては「共通テストで8割」「河合塾の模試で偏差値58以上」「日東駒専は合格点が間違いなく取れるようになった」というタイミング。
基礎が固まっていない状態で取り組んでも、正しいステップアップはできないので注意してください。
英文解釈のテオリアの例文を6割くらい訳せる状態が、伸びしろもありとても良いタイミングです。
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英文解釈のテオリアとポレポレや透視図の比較
英文解釈のテオリアはMARCHレベルで、早慶レベルのポレポレ、東大・京大レベルの英文読解の透視図より難易度は易しいです。
ポレポレや透視図は、「1文1文の読み方」というよりは、もう少し広い視点で、文章の読解法を学ぶタイプの解釈系の参考書。
難易度も目的も、英文解釈テオリアとは異なります。
英文解釈の技術シリーズでいうと、英文解釈テオリアは基礎英文解釈の技術100と同じくらいの難易度。
英文解釈のテオリアは基礎英文解釈の技術100と難易度も、構成も似ています。
どちらも少ない文章量の英文をじっくりと読んで、解釈の力を伸ばす形式。
しっかりと英文の訳を書き出して、文構造の理解まで追求していけば、英文を正確に読み取る力が大きく上がります。
正確に英文を読み取る力を身につけてから、もう少し広い解釈のポレポレや英文読解の透視図に進むという流れが良いですね。