私は現役で第一志望の難関私立医学部に合格した者です!
この記事では「新物理入門問題演習」について、徹底的にレビューしていきます。
新物理入門問題演習とは?いつから始めれば良い?
・概要:高校物理の全範囲を網羅した、解説の詳しい問題集。「新物理入門」の問題編という位置づけ。
・著者、出版社:山本義隆(駿台文庫)
・レベル、偏差値:東大、京大~(河合塾で偏差値70以上)
・問題数:125題
・始めるべき時期:高校三年~入試直前
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新物理入門問題演習のレベル・難易度は難しい?
新物理入門問題演習のレベルは、東大・京大~理系の大学一年生レベルです!
偏差値でいえば、河合塾で70以上、駿台で65以上といったところ。
「入門」とあるため気軽に手に取ってしまいそうですが、実はこの「入門」は大学物理への入門を意味しているそうです。つまり、高校物理の問題集としてはトップクラスの難易度を誇るといっても過言ではありません。その難易度は、あの「名門の森」を超えるとされ、実際、口コミでも「難しい」との評価が多数寄せられています。個人的には、東大・京大など超難関校の志望者で、物理を得意にしたい、という人以外には、いらないのではないかと思います。
大学物理というだけあって高校範囲を超えた問題、解説が展開されていますが、だからといって大学受験に役に立たないかというと、そうではありません。大学受験の問題をつくっているのは、他でもない大学の先生です。大学の先生は、これから大学で物理を勉強する学生を選ぶために問題をつくっています。新物理入門問題演習は、大学レベルの演習・解説を通じて、大学の先生がどうしてこの問題を出したのか、についても学べる問題集といえるでしょう。
私が受験生のとき、まったく解法が思い浮かばない問題に何度も出会ったことがあります。そんなとき、問題作成者の意図を考えることが有効でした。この問題集に載っている125題をやりきれば、必ずそのような力がつくと断言できます!
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新物理入門問題演習の使い方・勉強法
以下の3つのステップに沿って進めましょう!
①解答・解説は見ず、初見で解いてみる
他の問題集と同じように、まずは初見で解いてみましょう。
前述のように、新物理入門問題演習は大変レベルの高い問題がそろっています。途中で心がくじけそうになることもあるでしょう。しかし、「ここに載っている問題を解けるようになれば、もうどんな問題でも解ける!」と思えばやる気が出るはずです。
とはいっても、いきなり125題をすべて解くのは大変です。そこでおすすめなのは、分野別・難易度別に解くという方法。この問題集は3つのレベル(初~中級、中~上級、上級)に問題が分けられています。したがって、例えば、「電磁気学は得意なので上級、熱力学は不安なので初~中級」といったように、自分のレベルに合わせて難易度を変えることで効果的に取り組めます。
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②解答・解説をよく読む
問題集に取り組むにあたっていちばん大切なのがこのステップです。
新物理入門問題演習の解説は非常に詳しいという評判です。初見で解いたときに手も足も出なかった問題についても、解説を読むだけでとても勉強になります。
ここで注意してほしいのは、解答に必要ではない知識も大切にするということです!
これは、なぜそのような知識がわざわざ載っているかを考えれば当然です。つまり、その知識は複数の問題に共通する背景となっているということ。少しでも知らなかった事柄や、読んでいてひっかかった部分があったら、下線を引いたり、他の参考書で調べて書き込んだりして、知識を確実に自分のものにしましょう!
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③もう一度解いてみる
解答・解説を読み終わったら、もう一度問題を解いてみましょう。もう一度解くことのメリットは、苦手な部分や解説を読んでわかった気になっているが、実は理解の浅い部分が明らかになるという点です。
しかし、一度解説を読んだのに解けない、という状況はとてもつらいですよね。私にもその気持ちはよくわかります。しかし、こう考えてみてください。
「二回目なのに解けなかったところを徹底的にやれば、効率よく実力を伸ばせるんだ」
事実、得意な分野を伸ばすよりも、苦手分野を底上げしたほうが総合点は上がりやすいです。私はこのような考え方で問題集に取り組み、偏差値を70近く(河合塾)まで上げ、第一志望校に合格しました!