私は中学校のとき、塾の先生に君は英語だめだね・・・と呆れられ高校でも最も低いときは偏差値39をとったことがあるくらい英語が出来ない学生でした。
しかし最後の一年はもう一度基礎からすべてを洗い直し、結果京都大学に合格し、現在塾講師をしている者です。
この記事では「東大英語総講義」について、実際に中身を見ながらそのレベルや使い方などを、徹底的に解説していきます。
(上で書かせていただいた私の英語の先生は、そういいながらも私が大学に進学するまであきらめずに指導してくれた生涯忘れることのできない恩師です。)
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東大英語総講義の紹介
東大英語総講義は東進衛星予備校で講義をされている宮崎先生によって書かれた参考書になります。
最難関大学の英文を論理的に読み進めていくためには高度な文法力と接続詞の役割を完璧に理解する必要がありますが、本書はそう言ったことも十分に学習できるよう作られています。
また、リスニングや英作文に関する内容もあるため東大受験者には至れり尽くせりの内容ですが、要約に関する内容がかなり薄いように見受けられます。
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東大英語総講義の評判
本書は東大受験者のために作られたものになりますので内容は相当にレベルが高いものとなります。
実力がついていない状態で読んだ場合、十分に理解できず、本書に対して低い評価をする方もおられるでしょう。
実際、様々な口コミやレビューを読んでると、『何のためにやるのかわからない』とか『わざわざ単語の意味の解説をしなくても・・・』とか言った記述を見かけます。
ですが、学力の高そうな方が書かれたレビューは大抵高評価となっています。
あまり口コミやレビューがあてにならない参考書なのかもしれません。
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東大英語総講義のレベル・難易度
基本的に扱われている問題が、東京大学の過去問になります。
ということはつまり、当然その難易度も最高レベルであると言えるでしょう。
また、一言で難易度と言っても様々な難易度の形式があり、単純に難しいものも当然ありますが、本書のすごいところは『本書のすごさを理解するのに相当な学力が必要である』と言ったところではないかと思います。
例をあげると、単語の意味を延々と説明している場合があるのですが、これに関しては、単語の意味を説明しているだけなので対して難易度は高くないでしょう。
しかし、ある程度の実力がないとなぜそこまでこの単語の意味を掘り下げる必要があるのか理解できない可能性があるでしょうし、自学自習中に必要に応じて単語の意味を掘り下げて学習するまでには至らないでしょう。
こういった意味でも文句なしで最高レベル・難易度の参考書と言えると思います。
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東大英語総講義はいつから取り組むべき?
本参考書はその性質上、難易度が非常に高いものであるため、学力的にある程度成熟していない状態で取り組んでも効果が薄いかもしれません。
偏差値で考えると、各予備校の集計母体によってばらけてしまうため、共通テストやセンター試験の過去問を解いて7割以上の得点力がついた段階がよいのではないでしょうか。
ただし、仮にも東京大学を受験しようと考えるのであれば、遅くとも高校二年生の夏休みにはこのラインを超えていると思いますので、高校二年生時に取り組むことが適切ではないかと思われます。
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東大英語総講義の使い方・勉強法
大前提としてこの参考書を読み進めるための学力を、最優先でつけていきましょう。
出来れば高校で配られる単語帳と文法書を、高校一年生の間に完全に身に着けるようにしましょう。
そして高校二年生が始まったら共通テストレベルの演習に取り組み、夏までに7割取れるようにして本書を読み進めていく準備が終わります。
本書はできれば高校二年生の一月末までには一通り終えておきましょう。
そうすると二月に実施される国立大学二次試験で東大の問題を手に入れて解いたときに、何かつかめるものがあるはずです。
また本書は京都大学を志望する方にも非常に面白いものであると思いますので、是非手に取ってみていただけたらと思います。