この記事ではMARCHにおすすめの英熟語帳を紹介していきたいと思います。
MARCHの英語はオーソドックスな英文とそれに関する問題が多く、一般的に勉強されるような英熟語を勉強すれば足りることが多いです。
マニアックな英熟語はあまり必要なく、頻出の英熟語を中心にカバーした英熟語帳をマスターすることが大事でしょう。
なので、今からそのような英熟語帳を挙げていきたいと思います。
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速読英熟語
Z会から出版されている速読英単語シリーズの英熟語帳です。英熟語が淡々と並べられているだけでなく、複数の英熟語が使われた200語程度の英文も掲載されており、文章の中でどのように使われるのかをイメージしやすいです。また、英文を読み上げた別売りCDもあり、1分間で120〜150語程度のスピードで読み上げてくれるので、共通試験などのリスニング対策にも有効です。
掲載熟語・構文数
熟語855/構文224
実際の口コミ・評判・評価
【本文レベルは高くないですが、肝心の熟語は、高1レベルから二次私大レベルまで幅広く入っています。】
【熟語が855、構文が224あるが、高校基礎~入試標準が多数を占め、難関レベルはあまり含まれていない。】
掲載されている熟語は受験基礎〜二次私立大学入試を照準としており、MARCHを照準にしている方がベースとして勉強するには最適でしょう。
【長文の中で、熟語を覚えられて良かったです。】
【熟語の参考書というのが基本かもしれませんが、
良く出来た英語総復習の参考書としての側面の方が強く感じます。】
やはり速読シリーズは長文も掲載されていて、リーディングやリスニングなどの教材としても優秀な参考書となっています。
一方で、
【現代社会的なトピックの英文もいくつか入っていますが、それゆえ、長年改訂していないことが目立ちます。】
というレビューもあり、掲載されている文献はやや古いようです。古い文献だと、トピックがどうしても古くなりますので、改訂版が望まれます。しかし、私見ではありますが、構文や熟語の習得のみで考えれば、古い文章でも十分勉強にはなるでしょう。
また、2015年より英単語アプリ『mikan』と連携しており、電車の中など、スマホ1つで暗記もできるようになっております。
このような方におすすめ
・英熟語をリーディングやリスニングをしながら総合的に勉強したい方
・最新文献にこだわらない方
・アプリと連携して暗記したい方
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英熟語ターゲット1000
旺文社の英単語ターゲットで知られる有名なシリーズの英熟語帳です。内容は受験で出てくるオーソドックスな英熟語が羅列されていて、網羅性が高いです。そのため、受験基礎レベルから難関大学レベルを目指す方まで幅広く対応した参考書となります。
掲載熟語・構文数
熟語1000+80(巻末に最難関大入試向けの難熟語80が掲載)
実際の口コミ・評判・評価
【センター試験レベルの英熟語から難関大学に出題されるような難英熟語までカバーされていると思います。】
基本的なレベルから難関大レベルで主題されるようなレベルの熟語まで幅広く掲載されており、MARCH志望の方はもちろん、早慶などの難関大学志望の方にも最適です。
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一方で下記のようなレビューもありました。
【本書の例文では、省略があったり、難単語が使われていたり、そもそもまだ登場していない英熟語が例文で使われていたりと、英熟語の使われ方を簡単に知るのには使いづらかったです。】
実際の英熟語の使い方などを勉強する目的としてはやや使いにくい参考書であると言えます。英熟語はそれ単体だけを暗記しても使い方のイメージが湧かないので、本書だけでは、自身で辞書を引いて勉強するなど自発的な勉強をする必要が出てきそうです。
しかし、2021年7月に、別売りで英熟語ターゲットRという、英熟語ターゲット1000のうち、頻出熟語820を使った英文80個を掲載した参考書が発売されました。これは、丸暗記になりがちだった本書の弱点を補う1冊と言えます。また、2021年に発売されたこともあり、掲載英文は最新トピックを備えたものとなっていて、速読英熟語と比較して、優れた点と言えます。無料音声ダウンロード・ストリーミングサービスも付いていてリスニングの勉強も可能です。
さらに、英熟語ターゲットにも速読英熟語と同様、専用勉強アプリ『ターゲットの友』という連携アプリがあり、実際に暗記が出来ているかどうかを確認することができます。英熟語ターゲット実戦問題集という参考書も出版されており、実際の問題を解きながら、英熟語の使い方を併せて習熟することが可能です。
まとめると、英熟語ターゲットは、それ1冊では熟語の羅列の暗記になってしまいます。しかし、複数の対応参考書を組み合わせることで、多少費用はかさんだり、複数冊にまたがってしまいますが、英語の総合的な学習が可能と言えます。
このような方におすすめ
・網羅性を重視したい
・もう一冊購入してもいいから最新トピックを兼ね備えた英文で総合的に学習しながら、英熟語を習得したい
・アプリと連携して暗記したい
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システム英熟語
駿台文庫から出版された英熟語帳です。駿台らしく、ただの丸暗記ではなく、動詞のニュアンスや前置詞のイメージから暗記を助けるスタイルの参考書になっており、イラストも豊富です。
掲載熟語・構文数
熟語1500
実際の口コミ・評判・評価
【ニュアンスでまとまっていると、そのニュアンスから意味を推測出来るんですよ。なので1周目が覚えやすかったです。】
【イラストも付いていて、取り組みやすかった】
【一つの単語から派生的に関連熟語を解説するスタイル。】
ただ丸暗記するというわけではなく、動詞や前置詞のイメージ、ニュアンスから熟語の意味を連想させる形で暗記に導きます。そのため、丸暗記ではなく、考えながら暗記する形になるでしょう。
一方で下記のようなレビューもありました。
【例文もすべての意味、すべての熟語に存在するわけでもないので、例文だけ読むということもできません。】
【ひとつの熟語につきひとつ例文があるわけではないので注意。】
英熟語の意味やニュアンスを突き詰めている分、実際の使い方などの関しては、あまり力を加えておらず、自分で例文を勉強しながらの学習になりそうです。
掲載英熟語は難易度別というよりは、動詞別、前置詞別などになっており、他の英熟語帳とは違う構成になっています。そのため、一度読んでみて、使いやすいと感じた方には向いていると思います。実際に掲載されている熟語のレベルとしてはオーソドックスなものが多いですが、単語のニュアンスやイメージなど連想させるスタイルなので、単語の意味をある程度分かっていないとピンと来ず、初学者には向かないでしょう。
こんな方におすすめ
・丸暗記ではなく、何かしら動詞や前置詞から意味を推測しながら意味を暗記したい
・英語をある程度勉強している方で、単語のニュアンスやイメージを深めたい
以上、MARCHレベルにおすすめの英熟語帳を紹介しました。英熟語は、英単語とは違い、意味を覚えるだけでなく、実際の使い方をイメージするのも大事です。闇雲に色々な英熟語帳に手を出すのではなく、1冊を何周も学習することが習熟の近道です。もし、カバーできない熟語があっても、長文読解を勉強していく中で学習していくこともできるので、まずは自分に合った一冊を見つけて、それを徹底的にやり込むことに注力してみてください。