【駿台】有機化学演習の難易度はMARCHレベル?いつから?使い方は?


私は受験生の時に九州大学を目指していて,その中でも化学はダントツ得意でした!その中でお伝えできることがあるのではないか!?と思い,書いております。

この記事では「有機化学演習」について、実際に中身を見ながら徹底的に解説していきます。

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有機化学演習とは?簡単に紹介!

・概要:有機化学を俯瞰的・体系的に学びたい人にオススメ!!

・著者、出版社:石川 峻(駿台文庫)

・レベル、偏差値:中級~上級 MARCH・関関同立~国公立(東大,京大,東工大など以外の旧帝大レベル)(偏差値55~65程度)

・ページ数:252ページ

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有機化学演習の難易度はMARCH・関関同立~国公立大レベル!

有機化学演習に収録されている問題は、オリジナル問題と全国の私大・国公立大の過去問からの引用された問題が中心です。

駿台のHPや書籍内にも記載されていますが,中・上級者向け用の問題集となっており,1度有機化学を学び,各内容(脂肪族・芳香族それぞれの小区分の内容)に関しては理解ができており,それらの知識を統合した入試問題への対策が必要となる方に、最適な問題集となっています。しかし,東京大や京都大,東工大など,独自の対策が必要となる大学に関しては,これ以外にも赤本等で過去問の演習を繰り返し行うことがオススメです。また,内容をさらに深く網羅するためには「化学の新研究」などの参考書と併用しながら使用されるのがオススメです!!

私が受験生の時のことを思い出すと、共通テストレベルと、国公立大学2次試験レベルの問題には記述とマークの違いだけではなく,明確に難易度の差があります。1つは論理的思考が必要になる問題が国公立大学では多く出題されており,知識では知っている・教科書レベルでは理解できている,ところから,もう1段階踏み込んで知識と知識をつなぎ合わせて,網羅的に知識を使うことが必要です。この「有機化学演習」では,そのトレーニングを積むことができるようになっています。

中級~上級者向けの問題集のため,簡単な問題はそう多くはありませんが,口コミ等の評価は高く,基礎からしっかりと定着しているか確認できる問題が詰まっています。レビュー等にも書かれますが問題集自体の分量も多いので,いつから始めようと考えているのであれば,高校2年秋~高校3年春くらいから始めましょう。

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有機化学演習の使い方、進め方

以下の3つのステップに沿って進めましょう!

① 例題をまずはすべてやり込もう(1周目)

まずは,この参考書のレベルが自分に合っているか,を確認するために「例題」だけを取り上げてやってみましょう。

例題だけでもかなり歯ごたえのある問題集,ですので,ここで挫折してしまった方は別の基礎的な問題集(学校で配られる傍用問題集からでもOK)に取り組むのもありかもしれません。

難しい,と思う問題は1度飛ばしてもらっても構わない(もしくは解答解説を読み込んで理解できるのであればそうしましょう。)と思います。自分で「3分で手が動かなければ」「5分以内に解法の道筋を立てられなければ」のように,時間を設定すると効率よく周回することが可能でしょう。

 

しかし,しっかり理解することができれば,これ以上の有機化学に特化した優秀な問題集はありません。頑張りましょう。

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②例題2周目に取り組もう

私は練習問題に取り組む前にもう一度例題を解き直しました。

これは一見必要ないように思いますが,「理解できた」と思っている問いをもう一度時間を置いて解き直す,ことはすごく大切です。

1周目で解けなかった問題に再チャレンジすること,1周目で解けた,理解できた問いに再チャレンジすることで理解を含めることが目的です。

 

③練習問題にチャレンジ(1周目)

例題が完璧になったところで(まだ不安な人は例題もう1周してもOK),いよいよ練習問題に取り組みましょう。例題と同様1周目はわからない問題は飛ばすor解答解説を読み込む,でも構いません。時には例題に戻ってやり直すことが必要かもしれません。じっくり時間をかけて取り組みましょう。

この練習問題が全て解けるようになれば,有機化学において「初見」の問題はほぼないと言ってもいいでしょう。それくらい有機化学においては網羅性の高い問題集として有名です。

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④練習問題にチャレンジ(2周目)

余裕があれば,練習問題も2周目に取り組むとより確実になります。1周目でできなかった問題,不安がある問題は,重点的に取り組むのがオススメです。

ここまでたどり着いた人は,かなり有機化学の知識も深まり,網羅性も高いはずです。しかしながら,この参考書の全問題が理解できる人は多くが難関大(東京大,京都大,東工大等含む)を目指す生徒が多いと思います。ここまでできたら,理論化学,無機化学にも取り組み,高得点を目指しましょう。

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