長崎大学の英語は難しいのか。難易度と傾向・対策法をガチ解説


長崎大学は九州地方でも有数の国立大学として知られています。 

国立大学ゆえに二次試験が課されますが、英語の難易度はどうでしょうか。 

この記事では「長崎大学の英語のレベル」「合格点を取るための問題分析」を解説していきます! 

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長崎大学の英語の傾向 

長崎大学の英語は長めのパラグラフが多く出題され「読解力」が重視されています。 

大問ごとの文章はそれほど量が多いわけではありませんが、中程度の文量のパラグラフをいくつか読まなければならないため、一定水準以上の読解スピードと正確性を身につけなければ時間内に解き終えることは容易ではないでしょう。 

平易な文章をいかに素早く読み込み、かつ正しく設問に答える能力が試されていると言えます。 

 

また、長文中の空欄補充の設問が出題されることもあり、文法や構造分析を疎かにしてフィーリングで長文を読む癖がついていると苦戦すると思われます。 

内容理解や空欄補充といった設問のほかに特徴的なのは、文章中に引かれている下線部の単語や熟語と同じ意味を表す言葉を選択肢から選ぶ「同義語」の設問が含まれていることでしょう。 

 

以上の読解問題に加えて、多くの年度で英作文の大問が出題されています。150語以上の英作文を書くには付け焼き刃の知識やテクニックでは間に合わず、読解と並行して定期的な英作文のトレーニングを行なって実力をつけておく必要があります。 

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長崎大学の英語の難易度、レベル 

全体としては、受験生をうならせるような極端な難問は見当たらず、国公立大学の二次試験としては標準的なレベルであると言えます。 

基本的な英単語の暗記と長文読解及び英作文の練習を積み重ね、過去問演習や模擬試験を通じて時間配分を習得していれば、高い水準で得点を安定させることができるでしょう。 

時には受験生が知らないであろう単語や熟語に下線部が引かれていることがありますが、丁寧に前後を読み込めば正解を導き出せるようになっているので、慌てずに問題文を読みましょう。 

 

勝負の分かれ目となるのは英作文であり、多くの受験生が苦戦する分野だと思いますが、しっかり準備ができていれば高得点を狙えます。むしろ他の受験生と差をつけることができる大きな得点源になりうるので、後ほど独自に項を設けて対策と勉強方法を解説します。 

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長崎大学の英語の対策法  

長崎大学の長文問題の対策 

長文問題ではエッセイや物語などの多様なジャンルが出題されますが、基礎的な英語力があればジャンルに左右されることなく解答することができるでしょう。 

長文問題で試されているのは総合的な英語力であり、設問に関しては内容理解・空欄補充・文中からの書き抜き・文脈の把握など、様々な問題が詰め込まれています。 

 

まずは設問を解こうとせずに一文一文を丁寧に読み込むことに集中し、文章全体の流れを掴みながら主旨や内容を正確に理解しましょう。その際に、段落ごとにちょっとした内容のメモを書き残しておくようにすると、内容の理解に役立つだけでなく、設問に答えるときに参照すべき文章を見つけやすくなるのでおすすめです。 

 

文章を読みながら設問に答えていくスタイルの解き方も可能ではありますが、全体の流れを把握してからの方がすんなりと答えやすい設問もあります。なるべく速く一問でも解いて安心したいという側面もあるので自分の読みやすい方法で構いませんが、一つの設問に拘ってそこで立ち止まることだけはやめましょう。 

 

また、一度読んだだけで細部まで内容を覚えていることはほぼ不可能です。一度はざっと目を通して大まかに全体を見渡し、設問毎に細部に立ち戻るようにしましょう。マクロ(遠く)とミクロ(近く)の視点を交互に使うのが、長文読解のポイントです。 

 

参考書選びに迷った場合は、東進ブックスの『英語長文レベル別問題集』シリーズがおすすめです。自身の学力に合わせて1~6段階のレベルを選択できるので、英語に苦手意識がある場合には、まずは余裕を持って読めるレベルから始めて少しずつステップアップしていきましょう。 

 

英語に自信があり得意科目として高得点を狙いたい場合には『レベル別』を終えた後に、旺文社から出版されている『英語長文問題精講』がおすすめです。この問題集は骨のある長文が数多く収録されているロングセラー参考書で、とてもやりごたえがあると思います。ただし、長崎大学のレベルであれば必須ではなくオーバーワーク気味になるので、他に苦手な科目があればそちらを優先するようにしましょう。 

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長崎大学の空欄補充問題の対策 

長崎大学は文章中への空欄補充という形式で文法問題が出題されることがあり、設問数も多めとなっています。 

空欄補充では、いちいち全ての選択肢を検討している時間はありません。指定された空欄に入りうる品詞(名詞・動詞・形容詞・副詞=SVOCM)を特定する作業を行うだけで、格段に解くスピードを上げることができます。 

 

空欄補充に限らず、文法問題を暗記で乗り越えようとするのはおすすめしません。「なんとなくこれかな」といったフィーリングに頼って解いていると、難しい問題に直面した時に成す術がなくなってしまいます。文法は外国語を学ぶ者にとって助けとなる道具であり、高い精度の構造分析能力を身につけることで、知らない単語に出会ってもその場の論理的思考力だけで正解を導き出すことが可能です。 

 

文法の参考書は受験英語の文法事項を網羅しているものであれば、学校で配布されているようなものでも構いません。『Evergreen』のような総合的な分厚い参考書を辞書的に使いながら、大手予備校等から出版されている文法問題集等を活用するのが良いでしょう。 

 

文法の問題集をこなす上でポイントとなるのは、必ず回答に根拠を持たせることです。なぜその選択肢が正解であるかは当然として、他の選択肢が不正解である理由も説明できるようにしましょう。文法問題で失点することはほぼなくなりますし、長文読解や和訳でも活用できます。 

 

加えておすすめなのは旺文社から出版されている『基礎英文問題精講』です。これは長文の問題集で紹介した『英語長文問題精講』と同じく中原道喜氏が著者で、予備校の講師からも定評がある良書です。一通り文法の学習が終わったら、この問題集を使って構造分析を徹底的に習得すれば、文法を得意分野にすることができるでしょう。 

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長崎大学の英作文の対策  

英作文は苦手意識を持っている受験生も多いかもしれませんが、入試でも得点差が大きく開く分野です。しかし、正しい学習法を知れば安定した得点源にできるのです。

大学入試における英作文のポイントは、平易な単語や熟語で平易な文章を書くことです。裏を返せば、気をてらって難解な単語や熟語を使ったり、複雑な言い回しをする必要はありません。試験では美文を書く能力を求められているのではないのです。 

 

絶対にやってはならないのは、文法のミススペルの誤りの二つです。むしろ、文法を正しく運用できてスペルの間違いがなければ、よほど的外れな主張をしない限りは減点の対象とはならないでしょう。 

 

多様な問題があるものの、出題傾向が強い「〜に対してあなたの考えを英語で述べよ」型の問題に対する基本的な文章の構成としては、①主張(私は〇〇に賛成/反対だ)、②理由(なぜなら××だから)、③例(たとえば△△が当てはまります)、④主張(以上から私は〇〇に賛成/反対だ)、の4つのパートを意識します。解答を作る前に、日本語で構わないのでパートごとの内容をメモにしておき、どのくらいの語数を使うかの見立てを立てておくと良いでしょう。 

 

英作文に対して身構えてしまう人は、正しく文法を用いて、スペルのミスがないように、主張→理由→例→主張の順に英語で文章を書くというシンプルな原則を理解しましょう。そして問題集などで英作文を書いたら、自己採点で終わらせずに、必ず学校の先生や塾の講師に添削してもらうことを強く推奨します。 

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長崎大学の英語におすすめの参考書 

最後に長崎大学を受験する際のおすすめの参考書をまとめます。【長崎大学の英語の対策】でも項目ごとに紹介したものに加えて、いくつかの参考書をリストアップしますので、自分に合ったものを使ってみてください。 

 

英単語

英語の学習に置いて英単語の暗記を避けて通ることはできません。何冊もこなす必要はないので、自分の気に入った単語帳を徹底的に使いこみましょう。一周目は単語とその意味を、二周目からはスペルを習得することに専念します。三周目以降からは派生語や発音・アクセントを、それ以降は例文の暗記まで行います。まずは全体を大まかに把握してから、徐々に細部を詰めていくイメージで取り組むと良いでしょう。

 

数多くの単語帳が出版されていますが、迷ったら大手の出版社・予備校から出されているメジャーなものを使えば良いでしょう。旺文社『ターゲット1900』や駿台文庫『システム英単語』が王道です。少し癖はありますが『DUO 3.0』は例文ごと暗記すれば英作文にも使えるので、参考書へのこだわりが強い場合は検討してみてください。

 

長文問題

東進ブックス『英語長文レベル別問題集』のほか、河合出版『やっておきたい英語長文』シリーズ、KADOKAWA『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス』などがあります。長文に関しては新しい文章を数多くこなす必要があるため、一冊が終わったら別のものに挑戦しましょう。 

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空欄補充(文法) 

『ロイヤル英文法』や『Evergreen』のような文法を網羅した総合的な参考書を一冊は用意して、英語の学習の際には手元に置くようにするようにしましょう。ただし『ロイヤル英文法』などは分厚いため演習に向いているとは言えず、わからないことや曖昧になっている事項を調べるために辞書のように用いることをお勧めします。特に文法に割く時間に限りがある場合は、これらとは別に演習向けの問題集を使いましょう。 

 

受験に出る文法問題を網羅しているものであればどんなものでも構いませんが、苦手意識が強ければ東進ブックス『英文法レベル別問題』で段階ごとに、一通り文法の学習が済みガッツリと演習をするならば『Next Stage』、より入試に近い形の実戦演習には『英文法・語法ランダム演習 セレクト600』のように分野がランダムで出題されているものがお勧めです。 

 

注意してもらいたいのは、新規の問題を数多くこなすべき長文とは異なり、文法に関しては一冊の参考書を徹底的に使い古すまでやり込むことです。長崎大学の空欄補充の対策〉でも記したように、文法問題に関しては自分がなぜその選択肢を選んだのか、加えてその他の選択肢はなぜ誤りなのか、これらの理由を説明できるようになって初めて理解したと言えるのです。初見では解けなかった問題や、なんとなくで選んでしまったものを、二周、三周とやり込むことで全て説明できるようになってから、新しい問題集に手を出しましょう。 

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英作文 

英作文に関しては参考書以上に、添削してもらう先生が重要になります。スペルの間違いや文法の誤用は自分では気がつきにくいことや、自分の文章を読んだ採点者に論旨が伝わるかなど、英作文の上達には客観的な視点から指導を受けることが不可欠です。 

 

英語を専門とする添削者がいれば、基本的にはどんな問題集でも大きな差はないと思います。添削者がテキストを参照しやすいように、Z会『英作文のトレーニング』シリーズや桐原書店の『パターンで覚える 英作文頻出文例360』などのベーシックなものが良いでしょう。

 

英作文では使える例文のストックや熟語を増やしておくことが重要です。同じ意味でも単語にしたり熟語に変えたりできると、語数制限にも柔軟に対応できるようになります。問題を解く→添削を受ける→文法や単熟語をノートに記録する、というサイクルで学習すると良いでしょう。 

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長崎大学の英語の傾向や難易度、対策まとめ 

長崎大学の英語は「頻出英単熟語を暗記した上で、標準的なレベルの文章を素早く正確に読むこと、英文法を正しく運用すること」を意識して学習を重ね、過去問を使って時間配分を研究することで高得点を狙うことが可能です。 

 

英語の成績が伸びるまでには時間がかかりますが、慌てることなく丁寧に基本を学習していけば、入試本番では十分に合格点に到達することができるはずです。 

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