詳説世界史研究とは
詳説世界史研究は多くの学校で使われている世界史の教科書「詳説世界史」をさらに掘り下げた内容の参考書です。
具体的には教科書に出てこない用語が含まれるような、詳しい内容の通史が書かれています。
教科書よりもページ数が200ページほど多く、とてもボリュームのある参考書で、その詳細性や歴史事項を見る多角的な視点に関しては評判が高いです。
内容の詳しさのあまり教員用や受験生向きではないといった口コミやレビューがあるほどです。
改訂されていますが中身に大幅な違いは無いため、そこまで気にする必要は無いでしょう。
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詳説世界史研究のレベル・難易度
この参考書は難関国立や早慶の受験生の中で特に世界史を得点源にしたいごく一部の人向けの非常にレベルの高い参考書です。
世界史参考書の中ではトップレベルの難易度だという認識です。
教科書に出てこない用語は受験の合否を決める要素になりにくいので論述問題の出ない(例えばMARCH、早慶、日東駒専)多くの私立大学の受験生のほとんどにとっては必要がないかと思います。
また、共通テスト対策としてもオーバーワークになってしまうと思います。まずは教科書のレベルを完璧にしましょう。
一方で東大受験生や早慶の中で世界史を武器にしたいという人にとっては取り組む価値があるかもしれません。
この参考書によって歴史事項のつながりや因果関係を深く理解することができるので、論述がメインの試験や歴史の流れが重要視される問題を解く力が付きます。
しかしながら、私は世界史選択で東大を受験しましたが、東大レベルの難易度の問題でも教科書で十分に対応することができるため詳説世界史研究はひつようがないと思います。
個人的には文章量が多く、内容の習得に時間のかかってしまうこの参考書は使わなくても良いという評価です。
下手に手を出すとほかの教科に時間を回せないということになりかねないと思います。
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詳説世界史研究の使い方、勉強法
使い方としては教科書と全く同じように使うのが良いと思います。
第一に読み込むことが重要です。文章を読み込んで歴史の流れやつながりを頭に叩き込みましょう。
私は、読み込むながら教科書の太字にはなっていないものの論述問題で問われそうな文章に線を引いていました。
出題者側の視点も養うことができるため効果的な勉強法であると思います。
また、現役で東大に合格した友人は音読に集中的に取り組んでいました。読んでいるだけでは頭に入らないという人は声に出して読むと良いかもしれません。
いずれの場合もただ読むだけではなく、歴史が横と縦にどうつながってゆくのかという点を考えながら理解することが大切です。注意点として文章量が多く、教科書と併用すると中途半端に終わってしまいます。
この参考書を使う場合には教科書との併用は控え、どちらか片方だけを使うべきでしょう。
問題集を解く際に詳説世界史研究を参考にして取り組むという使い方も可能です。問題を解きながら疑問に思った点や理解しきれていない部分を補強しましょう。
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詳説世界史研究を終わったら次は
世界史の参考書の中で詳説世界史研究より難易度の高いものはないので、インプットに使用する参考書はこれだけで十分です。
詳説世界史研究が終わったらアウトプットを繰り返して知識を定着させましょう。
アウトプットの際に使う参考書としては一問一答や学校で配布されるような問題集を使用するのが良いと思います。
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詳説世界史研究まとめ
詳説世界史研究は世界史の参考書の中ではトップレベルの難易度であるため、東大志望者の世界史が得意なごく一部が使うような参考書です。
教科書以上の内容を習得したいという人以外は他の教科に時間を費やした方が良いかもしれません。
それでも詳説世界史研究を使用したい人は教科書の代わりに使いましょう。
何度も言いますが、ほとんどの受験生はまず教科書レベルの習得が優先です!