化学入門問題精講の到達レベルと偏差値!使い方やセミナー化学との違い


化学入門問題精講とは

・本書の概要 : 化学の重要事項や基礎問題の計算方法を学ぶことができる初心者向けの問題集

・著者 : 鎌田真彰•橋爪健作

・出版社 : 旺文社

・問題数 : 142問

・ページ数 : 240

・レベル : 初学者から共通テストの基本問題(偏差値45-50)レベルの問題が載っています。

・評価 : 4.3/5 (Amazon)となっており、評判は非常に良いです。

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化学入門問題精講は初学者向けの難易度!

化学入門問題精講では、基本問題の計算方法について学ぶことができます。

河合塾の水準では、偏差値45-50を目指す全ての初学者に適した参考書で、セミナー化学よりもより基礎に特化しています。

逆に、本書のレベルの問題が解けないと安定して偏差値45-50を取ることは難しいです。

左側には問題とその問題に関係した単元の講義があり、右側には問題の解答解説があります。

化学の基礎事項だけではなく、立式までのプロセスや途中計算が細かく説明されているので、化学を勉強し始めた初学者でも十分に理解できる難易度になっています。

どの偏差値帯でも解けるようになっているので、初学者や基礎を徹底したい人、化学が苦手な人にオススメできます。

 

また、Amazonのレビューやネットの口コミでは、「完全に初心者向けではない」「入門にしては難しい」とあります。

確かに、完全な初学者がいきなり問題を解こうとしても、解けない問題が多いです。

そんな人は左側の講義だけを読んで1周してみると、2周目から解ける問題が増えると思います。

このように、その人その人でやり方を工夫して取り組んでみると良いでしょう。

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化学入門問題精講の到達レベルは?

化学入門問題精講をものにできたら、共通テストの基礎問題を解き切れるだけの計算力と基礎知識が身につきます。

共通テストでは50点!

計算以外にも基礎事項がまとめられていますが、網羅性は低いため偏差値を上げたい人は次のレベルの問題集に移りましょう。

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化学入門問題精講を使った勉強法

この問題集を効果的に使うには以下の3つの手順で進めましょう!

 

①初めは自力で解いてみる

最初はPointや解説を見ずに解いてみましょう!

初学者や化学が苦手な人には難しい問題に出会うことが多いと思います。

そんな時はPointだけ読んでまた解いてみましょう。(まだ解説は見ないでください!)

Pointを見て考えても分からなかったら解説を見て、どんな問題だったか理解しましょう。

解ける問題はそのまま解いてしまって構いませんが、解き終わったら必ずPointと解説に目を通しましょう。

答えが合っていても抜けていた知識や式の意味なども詳しく説明されているのでレベルアップにつながります。

解けた人も解けなかった人も新たな知識は線を引くなどして復習しやすくしましょう。

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②知識を復習する

ある程度問題を解いたらこれまで抜けていた知識を復習しましょう。

化学は理解することが点数につながりますが、理解するために必要な知識を知らないままでは何度も間違い続けるだけです。

無機や有機では時には暗記した方が早い問題も多々あるので、出会った問題で知らなかったことは徹底的に洗い出しましょう。

私も受験勉強では、無機化学と有機化学(特に高分子など)は暗記していた部分が多かったですが、このおかげで時間内に過去問を解けるようになりました。

 

③他の教材から載っていない知識を書き加える

教科書や講義系参考書も使っている人は、解けなかった問題の単元を見直してみましょう。

教科書や講義系参考書で載っていた知識を化学入門問題精講の該当箇所に書き入れて情報の一元化に徹底するのもいいかもしれません!

(共通テストで平均点あたりを目指している人はこのやり方を徹底してやってみると自ずと成績が伸びます)

(偏差値55以上を目指す人は本書の次のレベルの参考書で書き込みを行うと良いでしょう。

この参考書では絶対に落としてはいけない超基本的なことが載っているので、上の偏差値を目指す人は書き込むことが多すぎて書く場所が足りなくなってしまうからです。)

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化学入門問題精講が終わったら次は?

化学入門問題精講が終わったら、共通テストの過去問を解いてみましょう。

本書の内容を身につけたら、簡単な計算問題や化学の基礎知識を問う問題は解けるようになっているはずなので、共通テスト過去問→本書に戻る→共通テスト過去問のサイクルで、実践を取り入れていくと良いでしょう。

また日東駒専でも解ける問題が出てくると思うので、挑戦してみると良いでしょう。

 

志望校が共通テストレベルよりも上の人は、次のレベルの参考書に取り組んでみましょう。

MARCH・地方国公立志望の人は「基礎問題精講」に取り組んでみましょう。

さらに上のレベル、早慶や旧帝大志望の人は「重要問題集 化学基礎・化学」に取り組んでみましょう。

たくさん問題を解きたい人は化学入門問題精講→基礎問題精講→重要問題集の順でやってみることをオススメします。

志望校の合格平均点を目指す人は、上記した内容を参考に「基礎問題精講」「重要問題集 化学基礎・化学」のいずれか1つを取り組んでみることをオススメします。

私は基礎問題精講・重要問題集の2つを取り組みましたが、早稲田大学教育学部理学科では合格平均点を取ることができました。

当時は基礎問題精講→重要問題集→基礎問題精講に戻る→過去問→基礎問題精講といった手順で、基礎問題精講に情報を一元化し、復習の負担を軽減させて勉強していました。

 

化学は基礎的な理解が成績に直結するので、化学に苦手意識がある人やこれから化学を勉強しようとしている人は初めの一冊としてぜひ化学入門問題精講を手にとってみてください!

 

皆さんの成績アップを心から応援しています!

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