英語長文を読んでいて、「あれ、この単語分からない」というのは、誰もが体験する事ではないでしょうか。
私も早稲田大学に合格しましたが、もちろん入試本番も、知らない単語は出てきました。
知らない単語が出てきたときに、焦って内容が理解できなくなってしまわないよう、対処法を知っておけば問題ありません。
指導歴10年以上の私が、英語長文で分からない単語に遭遇した時、どう対処すれば良いかを詳しく解説します。
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最悪な対処法:全ての単語を覚えようとする
これまで多くの受験生を見てきましたが、「長文で知らない単語が出てきたら、とりあえず覚える」という人がとても多かったです。
長文を解いて「この単語が分からなかったから、覚えておこう」と単語を覚えて、終わりにしてしまうんです。
しかし該当の単語を覚えたとしても、入試本番では当然、また別の知らない単語が出てきますから、覚えてもキリがないですし、根本的な解決にもなりません。
どんどん英単語帳のレベルを上げて、マニアックな英単語を覚える人もいますが、もちろんこれも根本的な解決にはならないですよね。
いくら必死に英単語を追加していっても、英単語そのものは無数に数がありますから、覚えきることはできません。
ではどうすればよいか、詳しく解説していきます。
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単語を推測する力を鍛えることが大切
分からない単語はたくさん出てくる、でも覚えきることはできない。
そうなると「推測する」ことしか、手段は残されていません。
推測するとはどういうことか、簡単に言うと「理解できる部分をヒントに、分からない単語の訳を考える」ということです。
逆に言えば「少しでも理解できる部分が多い方が、より正確に推測できる」ということ。
受験する試験に応じて、必要な英単語は完ぺきに覚えられていないと、推測の精度は下がってしまいます。
例えば私の場合は早稲田大学が志望校でしたから、早稲田レベルまでの英単語はしっかりと記憶に叩き込んだうえで、分からない部分を推測しました。
文脈をしっかりと追って、分からない単語にぶつかったら、「この流れで話が進んでいて、この単語が出てきて、そのあとはこう続いているから、おそらくこんな意味だろう」と推測するイメージです。
日ごろから初見の英語長文をたくさん読み解いて、分からない単語が出てきたときに、すぐに調べずに自力で推測するトレーニングを繰り返してください。
入試までに1題でも多くの長文を解いて、トレーニングを重ねていきましょう。
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分からない単語が出ても焦らない
分からない単語は出てきて当然で、それは出題者側も把握したうえで、出題してきています。
なので分からない単語が出てきても、「あ、推測するパターンだな」とすぐに切り替えるようにしましょう。
分からない単語が出てくることに慣れ、それを対処する経験を重ねていけば、焦ることもなくなります。